2016年 03月 25日
クラフトビールタップ@新宿三丁目
昼間から上等なクラフトビールを傾けながら話をするところが意外とない新宿。まあ、東京のどこもそんなに気軽にあるわけじゃないけど、ロンドンのパブ文化を体験してしまうともう少しそういうところがあってもいいかなあ、とと。この店は残念ながら夜からなんだけど、各国のクラフトビールが楽しめる。
チェーン店が同居するビル内にあるお店なので、旨そうなビールを期待できる感じではないけれど、ビールはちゃんとしてる(食べ物は食べてない)。Seattle Brewingから始めて、計3種類ほどを飲んだ。形態的に若者にわいわいやられてしまうとしんどい感じのお店だが、この日は空いていて快適だった。
ただ、まだビールが2センチほど残ってるところで、お下げしますか、と来たのはとてもマイナスで、これが発泡酒で300円くらいだったら、ああ、まあはいってなってるけど、千円近い酒を気軽に下げる気持ちが全くわからなくて、思わず「残ってるじゃないですかw」と言ってしまった。
下げるのがサービスだとでも思ってるのかな。ウィスキーのグラスが空だったとしても、下げることから始めるバーテンダーなんかいないのに。混んでるビアホールならまだしも、客より店員が多い状態でそういうことするなんて、なんにも考えてないんだろうな。バイトだからしょうがない、で済むなら楽な世界だわ。いや、ビールは美味しかった。混んでなかったら、また行く。
2016年 03月 24日
㐂楽@静岡県掛川市
掛川でお酒をとふらふら歩いてみたのだけど、思っていたより小さい街でお店も散らばっていて、なかなかこれぞ、というところに出会えなかった。いろいろ迷った末に選んだのは、赤ちょうちんがぶら下がりザ・酒場という感じのこのお店だが、いかんせん中の様子が全く窺えなく、そして中のお客さんの談笑する声は聞こえてくるが、それはある意味常連度の高さでもあるわけで、店の形状からしてカウンターのみのこのお店の扉を引くまでには、少し時間と勇気が必要だった。
ようやく覚悟を決めて中へ。やはり常連度高し。というかもうお店の人とお客さんは名前で呼び合う仲。ここまで綺麗に常連度が高いと、それはそれでなんかふっきれてしまって、ビール。カウンターの中はお母さんと娘さんで切り盛り。常連度と共に平均年齢もかなり高めなので、なんだか自分が子供になってしまったようで、気を使われる。
おもろ、というメニューが気になったので、これはなんですか?と聞いてみた。返ってきた答えは「豚足」とのこと。このあたり一帯では、豚足のことをおもろというのだとか。豚足なんか食べたことないよね~とお子様扱いをされてしまって、まあこれはこれで楽しいな、とその豚足をいただく。醤油で軽く煮られた豚足は、まあ豚足。ここでお酒をお燗してもらう。熱くなってしまった、とレンジでチンされたお燗も、この雰囲気ではなんとなく旨い。
軽く湯豆腐かなあ、とお願いしたらけっこう立派なものが出てきてしまった。想像していたのは充填豆腐を軽く茹でてポン酢で食べるようなもの。登場したのは具だくさんの鱈豆腐。このスープ、出汁が旨い。ギンダラを使った湯豆腐は予想外のヒットで、これをつまみにお燗を二本もいただいてしまった。
思わぬ楽しい時間を過ごせてしまった掛川の夜。
2016年 03月 23日
鈴蘭@中野
中野の南口で飲食することが北口に比べて極端に少ないので、このあたりにぽつぽつとラーメン屋さんが増えてきているのは知っていたけど、全然行ってなかった。中野大勝軒ですら随分と御無沙汰だからなあ。中野郵便局にはしょっちゅう来てるんだけど。
煮干しの旨さ教えます、という挑戦的な看板のこの鈴蘭、新宿にあるお店の支店だとか。そういえば新宿3丁目あたりのソープがある交差点あたりにそんな名前のお店があったような。せっかくなので、煮干しの旨さを教えてもらうために煮干しそばを。
とろっとした動物系のスープにがつんと煮干し。煮干しの旨さと同時に苦みもたっぷり出ているので、このスープで煮干しが嫌いになってしまう人がいるんじゃないかと、心配になってくるほど。ま、それも好みか。
2016年 03月 22日
富士見そば@静岡駅ホーム
静岡駅から掛川に移動する時に食べたホームにある駅蕎麦。さすが在来線というか、蕎麦スタンドには小屋のようなもので守られておらず、台風の時に食べたらずぶ濡れになってしまうな、というキオスク的な立ち食い蕎麦。風情があって、これはこれでいい雰囲気。
次の電車まで少し時間があったので、かけ蕎麦を。蕎麦に葱をのせただけの潔いかけ蕎麦。特に蕎麦そのものには特徴はないけれど、汁が独特。色が濃く、塩気が強い。思えば、東京の立ち食い蕎麦の汁って、昔はもう少し濃いものではなかったのかなあ。初めて東京で立ち食い蕎麦を食べたときの衝撃はそれは凄かった。それまで南海そばで育ってきた自分としては、醤油の濃い汁は初めてだったので。自分の舌が慣れてきたのと同時に、ヘルシー志向で少し薄くなってきてるような気がする。
静岡という土地柄、昔の田舎臭さが蕎麦の汁に残っているようで、なんだかちょっと嬉しくなった。昔みた探偵ナイトスクープで、立ち食い蕎麦の汁はどこまでいけば薄くなるのかって検証してたけど、あれをもう一度観たくなった。
2016年 03月 21日