2019年 11月 02日 ( 2 )

Mark Cohen「Bread in Snow」

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published by Super Labo / 2019 / edition of 1,000

Mark Cohenは1973年にNYのMOMAで個展をするほど当時はストリート写真の第一人者の1人であったのだが、その活動はぷっつり途切れて表舞台で再び脚光を浴びたのが2013年のLe Bal(フランス パリ)でのDark Knee展と、大きな空白の時間ができてしまっていた。なので当時の展示で初めてMark Cohenを知った人も多かったはず。私もその1人で、こんな構図で写真をとる作家がいたのか、と驚いた。

片手にカメラ、片手にストロボを持ち、ノーファインダーで撮影するスタイルで、日中シンクロで浮かび上がる被写体とそのトリッキーな構図の切り取り方で生まれる世界は実に新鮮で面白かった。 ちょうど当時の撮影している動画がyoutubeにあった。今なら通報されてもおかしくないくらいの暴力的とも言える大胆な撮影方法だ。

Dark Kneeはモノクロ作品で構成されているのだが、今作品は同時期の物でもカラー作品で編集された写真集。カメラにモノクロフィルかカラーフィルムのどちらが入っているかを意識しないようにしていたという。確かに驚くほどフィルムによる作品のブレはなく、一貫して全てが完全にMark Cohenの手の平でコントロールされている世界が続く。写真家は意外とカメラやフィルムの違いで作品がガラッと変わってしまうことも多いので、このあたりは本当に独特な感覚であると言える。

Mark Cohenの作品は目線が低い作品の割合が多く、それはなんだか犬の目線のようで面白い。また、子供を無防備にとらえた作品も多いのだが、それを欲望や願望から撮られたものではなく、目に入った、ただそれだけの理由でシャッターを押しただけのものだ。まさしく犬の目線。カラーもモノクロも彼にとっては些細な問題にもならず、ただただ「無意識のフレーミング」で世界を切り取り続けた。

そして、その無意識さの象徴でもあるのか、タイトルがとてもいい。Bread in snow、この作品群をこの簡素な言葉でまとめてしまうところがポエジーにも感じられる。確かに雪の路上でパンが落ちている写真が収録されている。もっと尖った、もっと禍々しく、もっとスマートなタイトルでも通用する作品群にbread in snow。それ以上それ以下でもない、現実をありのままタイトルにする、そのセンスこそMark Cohenという作家をもっとも簡潔に、そして完璧に象徴しているのではないかと思う。bread in snow。何度も口にしてみると、それはとても素晴らしいタイトルで素晴らしい写真に思えてくる。ただ雪の上にパンが落ちているだけなのに!

僕が購入したのはスリップケース入りの特装版。通常版は2種類、特装版は1種類の計3種類の表紙が用意されている。このうち特装版は神保町のスーパーラボのお店でしか購入できない。世界中でファンがいるMark Cohenの作品、その特別な表紙のものが神保町の店頭でしか買えないという、これはショップを持ってる版元の強みで、その戦略はとても上手だなあ、と思った。
ショップの空間もとても素敵なので、機会があればぜひ。

by atsushisaito | 2019-11-02 17:56 | 写真集 | Comments(0)

らぁ麺やまぐち 辣式@東陽町

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塩ラーメン。売りの麻婆まぜそばには、全くそそられないんだなあ。何度も食べてはいるのだが。かといって塩もそれほど、、、。美味しいけど何度も行きたくなるやつじゃないっていう。カウンター席が狭く、後ろの人が通るときにぐいっと背中を引かないといけない。まあそれはいいんだけど、なんだか落ち着かない。
by atsushisaito | 2019-11-02 12:14 | 飯@江東区 | Comments(0)