2019年 06月 27日 ( 1 )

雁木亭@新潟県上越市

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飲むつもりはなかったのに、つい行きの新幹線でスパークリングワインを。日本酒はなんか昼から効きすぎそうだしやめておこう、という選択肢でワインを選んだのだが、本数を飲めば同じだった、、、、。
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高田駅に降り立ち、雁木造りの商店街をとぼとぼ歩いた先の雁木亭に。夜がふければ賑わいそうな典型的の夜の町ではあるのだが、寂れた感じが激しすぎてもしかしてさほどネオンの灯は多く灯らないのかもしれないのかな、と思いながら店の前に辿り着いた。まだ開店直後で口開けの客となってしまい、少々戸惑う。まだお店の空気が居酒屋然とするにはもう少し賑わいが必要で、お店も僕もウオーミングアップの時間が必要だった。

来る前に飲んで来てしまったせいで、少し酔っ払ってる上にあまりお腹も減っていないというあまりよくないコンディションで望んでしまったせいで、最初の一杯を決めるのに随分と時間がかかってしまった。雁木亭は地酒はもちろん全国の良いお酒が揃えられていて、その他、和のリキュール系にも力が入っている。メニューだけ見てると地方の酒場に来た感じがしない。すでに酒が入っているくせに、最初の一杯が日本酒だと重いだろ、と変な自制が入り迷った末に生ビール。

暑い日だったので、生ビールはとても美味しかった。お通しは2品。ふきの煮物に粕汁。これなら最初から日本酒でも良かったかなと思ったり。食べられる分量がかなり限られていた日であったので、注文選びにも時間がかかってしまった。壁の黒板を食い入るように見つつ、あーでもない、こーでもないを心の中で繰り返しつつ、ようやく決めたのはアスパラ焼きとドロエビ焼き。日本海側にいるということもあるので刺身も食べたかったのだが、意外と刺身の脂は胃に重くきてしまうことがあるので諦めた。

そして日本酒。鶴の友をお願いした。上越の蔵のお酒ではなく、新潟市のお酒。正直にいうと新潟の日本酒に多い淡麗辛口の味わいがあまり好きではない。僕が若い頃、いわゆる昔、昔に飲んだようないわゆる美味しくない日本酒のイメージが僕の中では淡麗辛口という言葉に絡みついている。もちろん全ての淡麗辛口が不味い訳でもないのは100も承知なのだが、コンビニで並んでいる(並んでいた)ような日本酒と直結するのが淡麗辛口。鶴の友は函館の居酒屋で飲ませてもらって、いわゆる新潟のお酒という感じはしなく、ふっくら柔らかに美味しい、という思い出があり注文してみた。

アスパラは一本丸々と焼かれて共されるのかと思いきや、丁寧に盛り付けられ黄味のソース。意外なビジュアル。地場産のアスパラは甘く美味しく、黄味の甘みが余計かと思ったが全くそんなことはなく、いい具合な組み合わせだった。ドロエビは地域によって呼び方が色々あるが日本海沿岸で取れるエビで、おそらく一般的に有名な呼び方だと、金沢のガスエビという名前で呼ばれているのを知っている人が多いかと思う。鮮度落ちが速いエビで、だいたいが地元で消費されている。金沢では刺身や寿司ネタで食べることの方が多い印象だけど、こうして焼く方がもしかしたら一般的なのではないかと思う。

エビに頭からかぶりつき、鶴の友をきゅっと飲む。殻の香ばしい味わい良くて、むしろ身より主役なんじゃないかとも思う。ここで地元高田のお酒 スキー政宗を注文。こちらはまあいわゆる淡麗辛口のお酒だった。でも酔ってるせいか悪いもんじゃないなと。お腹は一杯なのだが、せめて何かもう一品、と黒板と睨めっこして目が合ったのが冷奴。ただの冷奴ではない。上越産の大豆で作られた冷奴だ。他にもっと食べるものがあったんじゃ、と今振り返るとそう思ったりもするのだけど、いやいや地元の豆腐が食べられるなんて、それだけで幸せ、というくらいの年になってしまった。豆腐、美味い。

十二分にお腹が一杯になった。もっと胃のコンディションに気を使って来るべきだったと胃をさすりながら、お会計をしてもらった。よく飲み、よく食べられるっていうのも才能なのだろうな。残念ながら僕にはその才能はないようであった。夜もいい時間になったけれど、やはり中町通りは賑わいを見せずに静かだった。というか高田は目に着くのがだいたい学生。大人は一人一台の足代わりの車でドアツードアが基本なのだろう。いくつか気になった店があったので、また来ることができたらいいなと思いホテルへ帰還。


by atsushisaito | 2019-06-27 12:40 | 飯@23区外 | Comments(0)