2017年 01月 01日 ( 1 )

きがる@島根県松江市

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 せっかくなので出雲そばを食べなければ、と松江城近くのお店へ。お店は小さな感じなのだけれど、ひっきりなしに客が来る。裏手の駐車場から歩いてくるときに製麺所があり、職人さんが蕎麦を打っているところが見えた。
 注文はざるそば。丸抜きと挽きぐるみが選ぶことができて、ちょっと高めな丸抜きにしたのだけど、後から考えると挽きぐるみの方が、どちらかというと好みというか、わかりやすくてよかったか、と後悔したり。というのも、蕎麦の香りってやつがいまいちわからなかったり。更科くらいになると、その清廉とした味わいは理解できるし、蕎麦の香りうんぬんを語るものではないのかな、と思うのだけど、その逆の田舎そばになると「香り」というものへの味わいの比重が高まるというか、それなくして蕎麦は成立しないという圧力がかけられているようでなんとなくう〜んとなるわけで。
 結論からいうと、僕は蕎麦の香りという要素がいまだ理解できていないのだと思う。この蕎麦の香りがいいわーって語りたいところだけれど、8割くらいは汁の旨さで蕎麦の旨さが決まってしまっているんじゃないかと思っているダメな食べ手なのである。香りはわからないけれど、食感の良さっていうのはある程度理解できているとは思う。
 で、なにが言いたいかというと、この蕎麦はさほど旨い部類ではないのではないか、と。もちろん不味いわけじゃないのだけど、蕎麦はまあ普通、汁も普通、薬味に小口ねぎは合わないんじゃないか、一緒にこの形で蕎麦湯が出てくると冷めて美味しくない、っていうのが感想。
 僕は蕎麦を食べるときに薬味はいれなくて、最後の蕎麦湯の時にちょこちょこ入れて楽しむ。で、その時にこの小口ねぎの辛さがぬるい蕎麦湯に溶けて、いまいちだったのです。あの蕎麦湯でほっこりする充足感が得られなかったのが残念。
 食べてて思ったのだが、ここは温かい汁の蕎麦を食べるべきだったのではないかと。隣の地元の婆さんが啜っていた蕎麦が美味しそうだったので、そう思った。蕎麦って難しいなあ。
by atsushisaito | 2017-01-01 12:59 | 飯@23区外 | Comments(0)