2009年 09月 12日 ( 2 )

米田知子 Rivers become oceans

米田知子 Rivers become oceans@SHUGOARTS
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 米田知子の新作(でいいのかな?)。 バングラデシュでの作品。 南アジアの作品ってどうも貧困で大変なイメージがつきまとっていて好きじゃないのだけど、この作品は不思議とそうしたものを感じさせない。 ただのポートレイトにしてもそう。 熱さがない。 いい感じ。

オノデラユキ 「古着のポートレート - フォトグラビュール制作発表展」@キドプレス
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 旧作の服のポートレート作品をフォトグラビュールという技法でプリントしたもの。  あまりピンとこなかった。

この他、同じビルのギャラリーをいろいろ。Tomio Koyamaのヨナタン・メーゼ展が狂っていて面白かった。

頭山ゆう紀 「境界線13」@akaaka
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展示の仕方の問題なのだろうか。 カラーのほうはギュッとした濃密な雰囲気を感じられたのだが、モノクロの展示はどうも散漫。 それぞれ単一でみると面白いのだが、全体の雰囲気としてはどうだろう。

和田悟志「Land」@Place M
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 タイトル通りランドスケープ。 狙っているのかどうか知らないが、タイポロジー的な展示。 場所時間は違えどなんとなく同じ視点。 悪くいえば、セレクトが効き過ぎて凡庸でつまらない、良く言えば、自身の視点が確固とあってブレ(流行りの言葉だね)のない世界の展開。 どちらかというと僕には前者の印象で、もう少し冒険があってもよかったのではないだろうか、と思った。
by atsushisaito | 2009-09-12 20:53 | 写真展 | Comments(0)

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 初めからわかっていたことなので、さほどうろたえることはなかったのだが、やはり目の前の現実をまともに直視することはできない。 犬が急激に弱り始めた。 ところかまわずおしっこを漏らすようになり、必要以上に旺盛だった食欲もほとんど消え失せてしまい、ただソファの上に横たわっているという状態になってしまった。 ラブラドールという犬種を考えれば14歳と6カ月、十分に長生きしたともいえるので、正直なところいつ死んでもおかしくない年齢で、感情的に犬の死については固執しないでおこうと思っていた。 こんなことを書くと、なんて薄情なやつなんだと思われるが、食欲がなくなりなにも食べられなくなった状態になってしまった時、このまま静かに逝ってくれないかな、と思った。 実際の話、身動きのとれなくなった状態がこのまま一年くらい続いたとき、果たして自分は犬を処分しようと思うようになってしまわないか自信がない。 人間の世界でも、老人介護に疲れて身内が殺害したり、介護者本人が自殺するようなことが起きている。 それに比べるとはるかに楽な介護だとは思うのだがそれでも仕事を終えて家に帰るとき、その介護のことを思うと足取りがずいぶんと重くなってしまう。 そしてそんな状態の身内がいるにもかかわらず、冷静に身の回りのことを粛々と進める自分がちょっと人間としてずれているのではないだろうか、とも思ったりもした。 実際、ずれているのだろう。 このまま苦しまないうちに死んで欲しいと思っている。 苦しんでほしくないのは犬じゃなくて、自分だということもわかっている。 こういうのを薄情というのだろう。 僕は薄情な人間だ。


 と、書いてしばらくしてから犬の容体が回復した。 後ろ脚が弱って階段の上り下りなどは難しいものの、なんとか歩けるようになって、また食欲も偏食気味ではあるものの、かなり良くなった。  
 今、横でウインナーを食べている僕に熱い目線を送ってきている。

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 なんか深瀬昌久のお父さんの写真を思い出すなあ、、、。
by atsushisaito | 2009-09-12 20:12 | Comments(4)