2008年 10月 04日
進藤万里子作品展『bibo 1681-2127』
大きいサイズの展示かなあ、と想像していたら小さいサイズだった。 大きさで威圧するのも面白かったが、じっくりプリントが見られる今回の展示もいい。 これ、どうやって撮っているのだろう。ぼんやりアウトフォーカスやぶれではっきりしないイメージに、もやっとしたノイズが覆いかぶさっている。2重露光なのかなあ。いやあ、わからなかった。
明確になにが写っているという作品ではないのだが、不思議と成立している。でもいま反芻してみると、やはり大きいプリントの方がよかったかなあ。丁寧なプリントで細部が見えるので、なにが写っているのかが気になってしまって、一歩引いて見ることができなかったような。漠然としたイメージには漠然としたサイズが似合う(いい意味で)。