進藤万里子作品展『bibo 1681-2127』

進藤万里子作品展『bibo 1681-2127』@ZEIT-FOTO SALON
進藤万里子作品展『bibo 1681-2127』_c0016177_19501748.jpg

 大きいサイズの展示かなあ、と想像していたら小さいサイズだった。 大きさで威圧するのも面白かったが、じっくりプリントが見られる今回の展示もいい。 これ、どうやって撮っているのだろう。ぼんやりアウトフォーカスやぶれではっきりしないイメージに、もやっとしたノイズが覆いかぶさっている。2重露光なのかなあ。いやあ、わからなかった。  
 明確になにが写っているという作品ではないのだが、不思議と成立している。でもいま反芻してみると、やはり大きいプリントの方がよかったかなあ。丁寧なプリントで細部が見えるので、なにが写っているのかが気になってしまって、一歩引いて見ることができなかったような。漠然としたイメージには漠然としたサイズが似合う(いい意味で)。
by atsushisaito | 2008-10-04 20:03 | 写真展 | Comments(0)