中野正貴写真展 「中野正貴 東京」

中野正貴写真展「中野正貴 東京」@epsite
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 Tokyo nobody、東京窓景などの作品を、東京という括りで改めて組み合わせた展示。B0のプリントは迫力がある。展示もわざとそうしているのだろう、通路を狭くとってあり、見る人は写真との距離を否応なしに縮められる。東京窓景単体では、あまりピンとこなかったのだけど、窓枠を超えて大きい東京という括りの中であらためて見ると、その風景の特異さを感じられることができるように思う。 首都高で雪が降り積もり走行する車がいないところを見計らって撮影された写真がよかった。というか危ないよ。  入りくち突き当り、その右側面のTokyo nobodyの写真の右下の歩道にぼかしのフィルターをかけているような箇所を発見したのだが、もしかして大きく伸ばしてよく見ると、実はいた、ということなのだろうか?

村山加奈恵写真展「世界はいつも変化して。」@epsite ギャラリー2
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 「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」はご存じ森山大道の著書のタイトル。そしてこの写真展のキャプション「昨日見た夢も、今朝見た風景も、今見つめているあの人も、常に新しく、そして懐かしい」。 どうなんでしょ。 それはともかく。今時、銀塩とデジタルを論じるのは時代錯誤だとかそういう雰囲気だけど(そして僕もなにかとデジタルで十分とか言ってる)、モノクロに関して限定すれば、銀塩のアドバンテージって大きいと思う。 デジタルでもプリンターの腕次第なところもあると思うのだが、若い人のインクジェット出力の写真を見たとき、一重にプリントの希薄さを感じる。それは乾燥したバライタの物質的な重さとかそういう話ではなく、写真そのものクオリティーに直結する。 プリントにつきつめたものを感じられない。そりゃあ明るい部屋で、鼻くそほじりながらプリントが終了するのを待っているのと、自分で最初から最後まで携わる手焼きでは、小さな差異の見え方が違うと思う。、、、、、、あ、でもなんか根性論になってきた。そういう話ではないのだけど、なんというか写真がつまんないのだから、もうちょっとプリントにこだわったら、という話です。はい。

山内 道雄展[TOKYO]@新宿ニコンサロン
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 日ごろからスナップは嫌いだ、なんて言ってるのだが、よく考えると好きな写真家はスナップ写真を撮る人が多かったりする。あらためよう。中途半端なスナップ写真は嫌いだ。 なにをもって中途半端かっていうと、そのあたり曖昧なのだが。 で、好きなスナップ写真家の展示にほくほくしながら行ってきたわけですよ。 キャプションでも書かれているが、「細胞を刺激してくれるものを体で受け止める気持ちでシャッターを切っている」という思いはなんだかわかる気がする。 僕もここまで街に踏みこめたスナップが撮れるのなら、撮ってみたいが、中途半端になるのでやめとく。

GLOW , OVER , MEN@MOTT Gallery
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 青山裕企・田尾沙織・安中るなの3人展。 青山裕企氏の女子高生の写真目当てに行った。が、あまり僕にはフィットしなかった。鼻は難しいなあ。口だけならともかく。 田尾沙織って最年少ひとつぼグランプリだっけ?ロケットとか。なんか風景を俯瞰までいかないが、微妙な距離感の写真。野口里香っぽいの。最近食傷気味。 安中るなっていう人が使っているポスタリゼーションっていう技法はわからないなあ。どうやってるのだろう。 とちょっと駆け足での感想。
by atsushisaito | 2008-09-11 08:48 | 写真展 | Comments(2)
Commented by raota1229 at 2008-09-13 04:00
初めまして。

>もうちょっとプリントにこだわったら、という話です。はい。

にいたく同感しましたのでコメントさせていただきました。
失礼しました。
Commented by atsushisaito at 2008-09-13 09:25
かといって僕自身こだわっているわけではないので、我ながらいたい感想です。
あくまで見る側としての意見、ということで。
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