日本の「食」は安すぎる

日本の「食」は安すぎる  山本 謙治(著)
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 やまけんの出張食い倒れ日記のやまけんこと山本謙治の著書。 偽造をしたミートホープ社の社長の言葉「消費者が安いものを求めすぎるのも悪い」という言葉が、会社がやったことはともかく、それも一理ある、という論点で話が始まる。 やまけん曰く、現在、ヒエラルキーの頂点は消費者で生産者は一番立場が弱いという。スーパーに並ぶ商品はまず、販売価格が設定され、それに合わせた商品を生産者が作らざるえない。その価格に合わせるには、当然、どこかしら無理をしたり質を落とすことになる。結果、偽造に走ってしまう業者も出てくる。 消費者が安さを求めることは結果的には自分達の首を絞めていることになる、といった感じの話。
 安いものを購入している自分には耳が痛い話。だいぶ昔の話だけど、100円ショップでオイスターソースを購入して、それがすっごい不味かったことから、あんまり安いものは敬遠するようになったが、調味料や魚など値段によって味の違いが顕著なもの以外、たとえば野菜なんかは安いものに飛びついている(国産かどうかは見てるけど)。100円のほうれん草と200円の有機野菜のほうれん草が並んでいたら絶対100円のほうだもんなあ。 
 しかし外食で使うお金を考えれば、もう少し家での食事に金をかけてもいいかなあ、と思う。それがそのまま味の向上に繋がるのだから。「食の安全」という言葉にはあまりピンとこない、というか僕の関心は薄いのだけど。 でも不思議だよな、旅先ではいい卵に1000円くらい払うのになんら躊躇ないくせに、近所のスーパーでは十円単位の値段の動きに敏感になっているのだから。
by atsushisaito | 2008-06-20 13:45 | | Comments(0)
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