暗室

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 最近、ちょくちょく作るのが鳥胸肉の生姜焼き。タレを作って、それにしばらく漬けておいて焼くだけ。簡単でおいしい。出来立ての肉は十分柔らかい。米と麦は半々の割合で。

 撮影が終わると、暗室作業が待っていた。
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 モノクロ用の引き伸ばしをセッティングし、さっそく焼きにかかった。が、どうもおかしい。物凄く軟調なプリント。どこをどういじってもダメ。まさかとは思いながらヘッドを開けて、露光ボタンを押してみると、ハロゲンランプが一個ダメになっていた。 セッティング時に、ちゃんと確認したんだけどなあ。 しょうがないのでカラーの引き伸ばしで作業。カラーだとMとYのフィルターをいじって号数を変えるのだけど、これが慣れてなくて、どうもやりづらい。 テストピースを見て、柔らかめに数値を変えて焼いてみると、さらに硬い。?と思いながらさらにフィルターを軟調へと変更して、焼くもまたさらに硬くなっている。 本来、Yを下げてMをあげるところを逆に操作してしまっていたからだ。 我ながら情けなくなる。
 紙はシーガルのバライタ。しばらく使っていなかったので、久しぶりに購入するとⅡになっていた。僕みたいにそれほど焼きを追及しない人間、というと聞こえはいいが、単純にプリントが下手なだけだ。だからRCでもいいのだけど、ついついバライタを使ってしまう。 下手だから逆にRCだとシャドウが潰れてしまうような気がする。そのあたり、バライタは黒いなりにも諧調が残ってくれている。  
 カラーなら露光後、プロセッサーにいれたあとは電気をつけて、他の作業したり、本を読んだりなんでもできるのだが、モノクロはそうもいかず、現像液に印画紙をいれた後は、時折、パッドをゆらゆらさせて液を攪拌させる以外することがなくて困る。 当たり前といえば、当たり前なんだけど、カラーの作業に慣れてしまった今、このモノクロの現像時の「間」というのは非常に困ってしまう時間だ。
 今回は、現像液につける時間を3分程度と決めていたので、その間は、とりあえず音楽に合わせてむやみに体を動かしたり、スクワットをしてみたり、それに飽きたら床に寝そべって、目を瞑ったりしていた。幸い、音楽は大きくならせられる環境なので、その分、気は紛れるのだが。
 しかし、このオリエンタルのシーガルVC-Ⅱって、乾燥させても全然べこべこにならないのにびっくりした。乾燥を終えて、さてズボンプレッサーに挟んでやるかと、風呂場に干してあった印画紙を取り込もうとしたら、ほとんどまっすぐ。多少はべこべこしてるけど。だから、半日ほど重しをのっけてたら、きちんとドライマウントプレスにかけたようにきれいになっていた。

 今回、初めてイルフォードのデルタ3200を使用してみた。最初はT-MAX3200を予定していたのだけど、ヨドバシでT-MAXが一本700円。え?こんな高かったけ? もっと若い頃、森山大道病より悪質な中平卓馬病(写真以外の日常生活にも支障がでる)にかかっていた僕は、物凄い勢いでこのフィルム消費していたけど、そんなに高かったおぼえがない。そんな金もなかったはずだ。 ふと横を見るとデルタが550円と安価。かなり迷ったが、値段に負けてデルタを20本購入して帰った。
 買ってからちょっと失敗したかなあ、と思った。なにしろ初めて買うフィルムで、データもなにもないし、テストしている時間もない。なので、現像して焼いてみるまでかなり不安だったが、焼いてみた感想はT-MAXよりいいかも、という結論。今のところは。
by atsushisaito | 2006-10-20 16:51 | Comments(0)
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