中華そば 寿々女@広島県広島市

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 前回に広島に行ったときには、まだすずめが営業していて、でも店内の張り紙には後継者がいないので閉店します、という旨の張り紙があった。その後、閉店間際にはローカルテレビで放映されるなど、小鳥系の代表格として一気に全国レベルになったと思う(ラーオタの世界ではもとから有名なんでしょうけど)。もうあの店はないのかあ、と広島に行く前に調べてみると、どうやら働いていた人達がそれぞれ店を出されているよう。
 店に入ると整理券が渡された。すずめは確か、入り口で整理券をとっていく方式だったような。中華そばを注文してわくわく期待に胸をふくらませて待った。とはいえ、何年か前に一度だけしか食べていないラーメンの味わいを仔細に覚えてるわけでもなく、なんとなくこんな感じだったよなあ、と思いだしながら。
 登場したラーメンの汁を啜ってみると、最初にその記憶との相違の大きさに驚いた。これが正統なすずめの味わいだとすると、なんて自分の舌はいい加減なんだと。でも食べ進めていくうちに、これってすずめの味とは違うなあと思った。
 出汁が強いというか濃厚。ライトな豚骨醤油から大きくかけ離れて、わりと重たい汁。多少アンバランスともいえるそのスープは美味しいのかそうじゃないのか戸惑ってしまうのだけど、これはこれで美味しい。すずめと同じく原田製麺の麺だそうだが、さすがにそんなとこまでの味はわからなくて、まあでもすずめのラーメンと同等のものを求めてしまうとちょっとしんどいかもしれないけれど、すずめの進化系というか亜種というか、とにかく悪い方向の味ではないので、これはこれで面白いなあ、と思った次第。
by atsushisaito | 2016-06-28 22:13 | 飯@23区外 | Comments(0)