2015年 11月 30日
Johan van der Keuken 「Quatorze Juillet」














published by Van Zoetendaal, 2010, edition of 1500,
まだ映像作家になる前の写真家であったクーケン、その後、Paris motelとして発表されることになる作品の1カットの前後のネガフィルムを使った作品。
タイトルの通り、7月14日、セーヌ川沿いの広場でパリ祭りを祝い踊る人々を撮影した1本のフィルム。結局、クーケンはここから一枚の写真だけを使い、他のカットは未発表となったのだが、連続したコマを見ていくと、クーケンが踊るカップルと一緒に動きながら撮影しているのが、背景の動きからわかる。
撮影が1958年、この頃から映像を撮り始めていたので、スティルカメラでも静から動へと、クーケンの意識が大きく変化していった頃なのかもしれない。流れていくシーケンスが映画的でもある。
オランダのfoamでの展示の際に制作されたこの写真集、ページが袋とじになっていて、インクのしっとりした感じが柔らかくて素敵。1958年のクーケンの数時間の目の前の出来事が一冊の本になって、それが自分の手元にあるなんて、ちょっと不思議で、やっぱり写真集っていいな、と思わせてくれる一冊。
そのクーケンが17歳の時に撮影した作品の展覧会が、恵比寿のPOSTで開催中
[Exhibition] Johan van der Keuken / Wij Zijn 17
会期 2015年11月23日(月祝) - 12月13日(日)
時間 12:00 - 20:00 /月休 (※祝日の場合は通常営業)
http://post-books.info/news/2015/11/17/exhibition-johan-van-der-keuken-wij-zijn-17
by atsushisaito
| 2015-11-30 15:58
| 写真集
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