2015年 03月 01日
寺田屋@福岡県福岡市
太田和彦の居酒屋味酒覧を参考に、大名の方にふらふら歩いて行ってみた。グーグルマップを頼りにあたりを探してみたけれど、全然見つからなかった。よーく見るとビルの奥の方に寺田屋の入口を見つけた。一見では、まず見つけて入ることはない立地。
その寺田屋に至る通路に並ぶお店も、小さいけどこだわりのあるお店っぽくて興味がある。寺田屋は入口で靴を脱いで中に入る。ちょうど同じタイミングでカップルと一緒に入店。このタイミングで1Fの小さな掘りごたつ式のカウンターは満席になった。
福岡のお酒を選んで、それをちびちびやりながらメニューをみる。お魚や肉、そしておでん。どれも美味そう。とりあえず、まあお約束の鯖の刺身を食べながら様子を見ようかと、鯖刺しを注文。値段が書いてないのが気になる。
何年か前に初めて福岡で食べた鯖刺しは、それこそ噛む歯を押し返すような身のこりこり感に驚いたものだけど、今回のはしっとり。鯖の刺身にもいろいろあるのだろうか。というより、旬の問題なのかな。
店に入ってから気になってはいたのだけど、横のリーマン達が本当に煩かった。満席とはいったものの、僕と同じタイミングで入ったカップル以外で、小さな8人か9人くらいしか座れないそのカウンターは、そのリーマンに占拠されてしまっていたといってもおかしくはない。 古びて味のある内装の店内は、下品な笑い声を大音量で響きわたせる馬鹿で台無しだった。そのスーツや話の内容からして、そこそこの企業の人のようだったけど、本当に不快。
残念ながら、このまま居続けるの辛かったのでお会計をお願いした。これがどれだけ苦痛だったかというと、僕のお会計の前に、カップルが先にお会計をして出て行ってしまったことから、その不快さがわかるかと。今でもあのおっさんの笑い声を思い出すと、寒気がする。 僕がお会計を申し出ると、店の人は、え?っといった感じでご主人のところに行っていた。 靴を履いて出る時に、煩くてすみませんでした、とは言われたものの、ニコリと軽く笑みを作って、また今度静かな時に来ます、とつげて店を後にした。