新宿のけむり@歌舞伎町

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 新宿歌舞伎町にいい焼き鳥屋さんがある、というのでふらふら行ってみた。 さすがに歌舞伎町、男一人で歩いていると次から次へと勧誘の兄さんがやってくる。 店に到着すると威勢のいい挨拶。 財布には2000円しか入っていなかったので、計算しながら注文しないといけない。
 まずは生ビール。 お通しのキャベツを齧りながらメニューをじっくりとみる。 キャベツはお替り自由だそうだ。ほんのり塩で味付けされている。 焼き場の店員さんがお勧めを教えてくれる。 そのお薦めにしたがい、まずはキモとハツ。  焼き物が焼きあがるまで、ホールの女の子が話しかけてくれる。 今日はこのあたりでなにをしてるのですか?という質問。 いやあ、とくにふらふらしてただけです、と答えてからこの町が風俗の町だということを思い出した。 これは、風俗に行ってました、ととられかねない、などと自意識過剰なことを考えながら焼き物を待った。 
 しかし、お店の方針なんだろう。本当に店員さんが客と喋る。 喋るというのは、特定の常連とよく喋る、ということではなく、どの客とも分け隔てなく気軽に声をかけて会話をするということ。これはこれで楽しい。 しかし、僕個人としては、ちょっとしんどいかなあ。 全然嫌な感じではない。 嫌な感じではないのだけれども、愛想よくしなくればいけないという気持ちが働いて、疲れるのだ。つまりノリの悪い自分がなんだか浮き上がってしまって、場違いな感じ。 場違いにならないように明るく務めることが疲れる性格なのだからしょうがない。でも、そのノリが大丈夫な人は、むしろ積極的に一人で飲みに行くのが楽しくなるいい店だと思う。 
 焼きものは、十分に美味しい。 最初の二本の後に、せせり、さび焼きを食べたが、2軒目ではなければじっくりいろいろ食べてみたいと思った。残念ながらこの日の所持金は二千円。 生ビールをもう一杯飲み干して、この日はお会計してもらった。
 この店の関連店、阿佐ヶ谷や高円寺、その他数店舗あるのだとか。 今度行ってみよう。
by atsushisaito | 2013-05-06 12:20 | 飯@新宿区 | Comments(0)