World Indie Photo Book Zine Collection 2012@TANTOTEMPO

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 神戸のギャラリーで行われている写真集などの展示。 面白い試みで写真集のセレクトをphoto-eyeやClaire de Rouenなどに依頼していること。 photo-eyeといえば写真集好きには絶対外せないアメリカのブックショップで、毎年著名な作家や批評家などから集計を集めて発表しているベストセレクションを楽しみにしている人も多い。 事実、このセレクションに選ばれることで大きくセールスも動く。写真集を買い始める時に一番参考になるサイトでもある(そこからどんどん自分の好きな傾向を見つけだせばいい)。 http://www.photoeye.com/magazine_admin/index.cfm/bestbooks.2011
 Claire de Rouenもロンドンのソーホーにある写真集専門店。日本の写真集も充実している。Koenig BooksやDonlon booksなどと並ぶロンドンを代表する店といっていいと思う(一度しか行ったことがないので、間違ってたらすみません)。 その他、Le Caillou Bleuというベルギーの出版社の本なども。 日本のギャラリーや今年のオフプリントなどでも目にした印象に残る装丁の写真集を出している。  
 実際のところ、それほど期待していなかった、というかそもそも別件でギャラリーに訪れたので、意外なくらい展示の写真集が充実していてびっくりした。 僕自身、今年のパリのオフプリントで買おうかどうか迷いに迷って、でも購入のタイミングというか、気持ちがうまく合わなくて買えなかったTiane Doan na ChampassakのThe Father of Pop Dance. があってびっくり(調べるとflotsamさんでも取扱いありますね http://www.flotsambooks.com/SHOP/PH00826.html)。このリング製本の昔のダンスの写真、いわゆるファウンドフォトのこの作品のダサ加減に凄くひかれつつも、飛行機で帰るときにこのリングが潰れたらいやだなあ、とかなんとかという葛藤を抱えていたわけで。  その他にもAndy SewellのThe Heath。昨年に発売されて早い段階でレアになってしまった本。作家のwebでは手持ちの残りのコピーを2万円以上で販売している。六つ切りのプリントがついたスペシャルエディションを100ポンドで予約段階で販売して写真集出版のお金に充てるというシステムをとったことで話題になった本。購入した人の名前を写真集にクレジット。その一人目はMartin Parr。 あとはMorel BooksでこれまたレアになってしまったCraig McDeanのSumoや、面白い試みのTHE SOCHI PROJECTの本などきっちり一冊一冊を見ていけば、かなり有意義な、写真集の「今」を体験できるイベントになっている。 さすがに東京から行くのもなんだけど、神戸大阪近郊に住んでいてこの展示を見逃すのはもったいない、としかいいようがない。 かなりお薦め、というか写真集やZINEを作ろうと思っている関西在住の人は行くべき。 無料で見れるのだから! 東京でもこういう試みはあっても面白いなあ、と思う。 と思ったけど、さすがに東京は出版社単位でそういうイベントがけっこうあったりするからなあ。 でも面白いかなあ。
by atsushisaito | 2012-11-29 01:34 | 写真展 | Comments(0)
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