大西 みつぐ「標準街景」

大西 みつぐ「標準街景」@銀座ニコンサロン
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 主にお祭り等で人がたくさんいる写真が多いのだが、一番気になったのは、隣の写真とのつながり。 写真の展示方法で、一つの風景を分割して撮影後、それを展示時に分割を強調した並べ方をするのだが、関連がない時間場所であるはずのスナップ群が、あたかも隣合わせの連続した風景であるがごとく繋がりを感じさせられたこと。 正直、その作品になにが写っているのかというより、その横の作品へとの連なりが楽しく、写真の端ばかり見ていた。 確かに、下町のお祭りという下地はあるものの、こんな経験は初めて。 見る前は、スナップみるのしんどいなあ、と思っていたのだが、面白くて何度も会場をぐるぐるしてしまった。 
 ちなみに銀座ニコンサロンの2Fには修理の受付があって、そこのトイレにはよくお世話になっている。自販機のドリンクも10円20円安い!

オノデラユキ 写真の迷宮へ Part2. ープライベートルームー@ZEIT-FOTO SALON
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 7月30日に始まったこの展示、本日見るのが初めて。 日中の暑さに辟易していたこともあるが、DMの写真がいまいちに感じてようやく終了間際の訪問。11日で終了。 点数少ないと嫌だなあ、と思っていたら全然そんなことはなくて、初期作品がたっぷり。 新世紀受賞作のプリントも見ることができた。 写真美術館での展示はほとんど観たことがあった作品だったので、こちらの方が満足感は大きかった。

マルティーヌ・フランク写真展「麗しき女性たち」@シャネル・ネクサス・ホール
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 マグナムの会員、夫はアンリ カルティエ=ブレッソン。 女性をテーマにしたポートレート。 銀座のシャネルの4F。 1Fの入り口から入って、奥のエレベーターまで移動しなければいけない。 けっこうこの短い間がつらい。だって、絶対買い物しない格好なんだもの。 出るときに「ありがとうございました」と言われると、すみませーん、、、、と恐縮してしまう。 展示は丁寧で奇麗なプリント。 特に食指が動かなかったので、これくらいしか感想がないのだが、、、、、。

「Editors’ Choice 2010」 ~雑誌が選ぶ、いま最も期待する若手写真家展~@Ringcube
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昨年に引き続き、各雑誌が写真家をセレクトする企画。 野村佐紀子が入ってる時点で「若手」という言葉はあまり意味がなくなっているような。 各雑誌で申し合わせたのか、それぞれのジャンルが分かれていた。 最後に投票するのだけど、建築の作品とスチールの作品、どっちにしようかなあ、と迷ったあげく、野村に丸を入れてしまった、、、、、。 
 会場には落書きできる壁が特設されていたので、僕も書いといた。

荒木経惟写真展「愛ノ時間」@ライカ銀座店サロン
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 1Fはショップで、その2F。 こじんまりとした作りだが、とても落ち着いていていい雰囲気。 作品はいつもの荒木さんです。 はい。 マルティーヌ・フランクの後だから、作品が持つ温度差を感じられてよかった。

西村勇人「No Curiosity, No life」@Place M
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 科学者とその仕事現場のポートレート。 未知の世界の造形とそれを扱っている人達には、凄いなあと思った。 でも作品としてはどう成立するのか。 ドキュメンタリー的にとらえたらいいのかなあ。でもそれじゃあもったいないような。 DMの写真がいまいち。 他にもおちゃらけた写真はあったが、明らかに温度が違う。

瀬戸正人「The Long Place」@M2 gallery
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 Place Mの下にできた新しいギャラリー。 20メートルのロールに4×5のダッカの街を分割撮影したものを連続して焼きつけている。 以前、床に置いたのを見せてもらったことがある。

 このときは泥酔していたので細部観ていなかったのだけど、意外と写真と写真との繋ぎ目が粗い。 一瞬、そう思った。 だけど、これをを作る作業を考えると、はっきりいってそんなことはどうでもいい。どうしてもデジタルに体が馴染んでしまって、こういうのを簡単に作られるような身体感覚になってしまっているけど、これを実際暗室で作るとなると、はっきりいって無理。  むしろよくこのレベルまで焼きつけの精度を保てているよなあ、と思う。  
 4×5で撮影しているの街の人が珍しく思ったのか、風景は移動していっても、それを追いかけて何度も同じ人が写っているのが面白い。 このロールにピン打っちゃったんだあ、、、、、。それ以外の展示方法っていうのも難しいのだろうけど、もったいない気がした。

川原千賀子写真展 「angels」@ギャラリー蒼穹舎
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 わざと曇ったレンズで撮影しているのか、光が滲んだぼんやりした風景。 一点、曇りから抜けた作品があったけど、あれは意図的なんだろうな。 蒼穹舎の展示って、なんで小さい作品ばっかりなのだろう、、、、。

鷲尾倫夫「望郷・エトセトラ」@新宿ニコンサロン
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 とても強いイメージが続く。 文章にはどこであるのか、いつなのか、なんのためなのか、ということは記載されていない。 普段、そういう情報は極力シャッタアウトして写真を見るようにしているのだけど、聞きたくなってしまった。 被写体に負けない強度な作品、仕上がりも最高。
by atsushisaito | 2010-09-09 22:34 | 写真展 | Comments(0)
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