2010年 04月 19日
白河そば@牛込柳町
中野のモツ焼き屋の石松のマスターに教えてもらったお店。 立ち食いうどん(そば)屋さん。東京の汁は僕のような大阪の人間からすると、びっくりするくらいしょっぱく醤油臭いのだけど、その土地に住む年月が経つにつれいつのまにか飲めるようになってしまった。 そういう右も左も醤油が強い汁が多い中(讃岐が台頭してからそれほど珍しくなくなったが)、塩出汁の汁の立ち食いうどん(そば)。
店名に「そば」とあるのだが、どうもうどんの方が売りみたいな感じ。 新宿区の中でもあまり縁のない土地なので、かなり辺鄙なところにあるように思える。都営線が開通するまでは、かなり不便だったのではないだろうか(そう考えると地域住民の人にはかなり使える路線)。
お店に入って、きざみうどんを注文。油揚げを刻んだものが入っている。チャッチャッとうどんが茹でられお金と引き換えにそれを受け取って、立ち食いのカウンターに持ち運ぶ。 受け取り口になにやら興味をひく調味料が置かれているが、初めてなのでそれを使う心の余裕はない。 自分のスペースを確保したことに安堵し、まずは汁を啜る。 出汁が効いたすんだ汁は二日酔いのはらわたに沁みる。味の素系の要素もかなり強いが、立ち食いでこのような汁で食べさせてくれる店は東京ではかなり少数だろう。 うどんのコシは立ち食いの限界か、やはりそれなりのものと比べるといまいちかそれ以下。
なぜ、それなりのものと比べるのか。 実はお値段がかなり高めな設定で、この刻みうどんは550円もする。立ち食いで揚げが入っただけで550円! そう考えると、もう少し麺も頑張ってもらいたいなあ、と思ってしまう。 が、よそ者が一度食べたくらいでそんなことを言ってしまうのはいけない、と思いながら麺はもちろん汁も全部飲みほし御馳走さま。 同時期に入店したおっさんは「替え玉!」と注文してた。 替え玉!そんなものもあるのか。 値段を見ると200円。他にもいろいろつけてたから1000円近いお会計だなあ、、、、。