2009年 11月 24日
ピエール・フィリケ写真展
ルクセンブルクの閉鎖された炭鉱の写真。 というか、ルクセンブルクという国は工業から転換してアイスランドみたいに金融を軸に発展したのだとか。 で、炭鉱といっても閉鎖からすでに長い時間が経過していて、自然保護区として扱われてる一帯の写真で、奇麗なランドスケープが中心の作品。
大使館のエントランスで行われているが、入ってすぐの場所でゆっくりと見ることができた。 枚数は少ないが作品サイズが大きい。 B0くらいかな。 静謐なイメージ。 市ヶ谷のHPのはす向かい。
そこから半蔵門のJCIIまで徒歩。 10分くらいかな。これを地下鉄で移動すると市ヶ谷から飯田橋、飯田橋から九段下、九段下から半蔵門、と面倒。
細江英公&マリオ・ディアス 作品展「キューバと日本」@JCII フォトサロン
細江がキューバを、マリオ・ディアスが日本を、とお互いの国を撮り合った写真。 こういう企画ってあんまり面白くないんだよなあ。 写真のクオリティーはよかったけど。 このギャラリーの面白いのは作家が撮影に使用したカメラまで展示しているところ。 マリオ・ディアスはRTSにライカ。細江はF3となんか。 ま、あまりそのあたりには興味ないんだけど。
で、半蔵門線で大手町、大手町から新宿へ。
中藤毅彦写真展「サハリン」@コニカミノルタプラザ
サハリンの写真。樺太っていうほうがわかりやすいか。 なんにもしらなかったのだけど、ほとんどロシアな感じ。人が住んでる認識がなかった。これ見る限り、もう返還なんか無理だろう、、、。 って、写真の話に戻る。この人は上手いなあ、プリント。 たしか1600のフィルムを使ってると聞いた覚えがある。 そのため粒子がほどよく荒れてるのだが、黒の部分の諧調をしっかり残したプリント。 僕は絶対こんなプリントできない。 内容も端々に情緒があふれたいいスナップ。
上野雅之写真展「砂漠の人」@コニカミノルタプラザ
なんか最近のフォトプレミオはドキュメンタリーな作品が多いなあ。 写真作品としては好みじゃないんだけど、頭を切り替えて純粋なドキュメンタリーとして見ると、キャプションの文章と併せて面白く見ることができる。 こういった写真家を拾うという意味では、フォトプレミオは機能しているのかもしれない。
中嶋太一写真展「龍の流れし夜」@コニカミノルタプラザ
モノレールの線路(っていうのか?)の夜の写真。 ていうかさあ、作品以前に写真がベコベコしてるんだけど。 はっきりいって見る価値ない。よくこんな写真、恥ずかしげもなく展示できるなあ。 写真そのものもつまらないし、半分ほど見て出た。 額装ないがしろにした展示見るとイラっとくるわ。 ま、これは選らんだ人が悪い。
小野 淳也展[また、あした。]@新宿ニコンサロンbis
若木信吾の「Takuji」のおばあちゃんバージョン。
村越 としや展[uncertain]@新宿ニコンサロン
この人もプリント上手だなあ。 なんでもない田舎の風景が作品に昇華している。 これ焼く人が違うと、ほんとただのなんでもない田舎でつまらない写真になると思う。 派手さを求めないこの位置で勝負するには、かなりの力がいると思うが、視点にブレがなくまとまってる。