スパイス@荻窪

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 荻窪には「トマト」、そして「スパイス」という超がつくほど有名なカレー専門店がある。トマトは欧風カレーで、どちらかというとあまり流行りのスタイルではないせいか、雑誌に登場する機会はスパイスに比べて少ない。 で、そのスパイス、dancyuなど食べ物雑誌には常連。 そこまで、押されるのなら絶対という言葉が裏切られることがないくらい美味いのであろう、と期待を胸に荻窪へ。
 扉をあけると、こ洒落た感じで雰囲気のいい店内。 事実、僕の後には女性の一人客が次から次へとやってきてカウンターに座っていった。 みんな野菜カレーだった。 僕は基本のチキンカレー。他の限定メニューも旨そうだったけど我慢。 辛さも変えられるのだが、初めてだ、ということと辛さの段階を追って課金されることになんだか抵抗があって基本の辛さに。 本当にたぶん、そうであって欲しいという願いもあるのだが、カイエンペッパーやブラックペッパー足すだけじゃないよね?
 で、肝心のカレー。 粘度なんてまったくない。サラサラとしたソース。 そのままソースだけ食べてみると、スパイスが幾重にも折り重なっていることが感じられる。 まだまだ最近ではあるものの、自分でスパイスからカレーを作ることを覚えたことのより、一つ一つのスパイスを嗅ぎ分けられさらにそのソースの深みに潜ることができたのではないか、と思う(大袈裟、、、)。 
 だけど、、、、驚くほど肩透かし。というか、勝手に膨らませた自分の中での想像とのギャップが激しかったのかもしれない。食べたカレーは本当にスパイスでライスを食べさせるといったもので、そのスパイスを支える骨格というものが存在しない。 簡単に書いてしまうと、コクというものがない。 以前、dancyuでレシピ(実際とは少し違うのだろうけど)が掲載されているのを読んだことがあるが、ベースのスープはチキンと野菜からとられていた。素人ながらそのレシピでは、もっとコクがでるような感じがした。 なんだろう、、、決して不味いわけじゃない。だけども感じる物足りなさは隠せない。 
 まだまだ経験値不足なのかなあ。 あ、意外とライスは多め。
by atsushisaito | 2009-06-23 20:11 | 飯@荻窪 | Comments(0)