脱走

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 玄関の扉をきちんと閉めていなかったせいで、深夜、猫が2匹とも脱走してしまった。親猫はもともとノラ出身で、何度かの脱走経験もあったのでさほどの心配はしなかったのだが、子供猫は生まれたときから家の中で無防備に育ったせいか、警戒心というものが完全に欠落している。 焼酎の入ったマグカップを手に、家の周辺を一通り探してみたがみつからない。 冷たい言い方だが、わたわた慌てたところでなにかが変わるわけではない。 半分諦めた気持ちで焼酎を飲み続けていると家の中で猫の鳴き声が聞こえた。 鳴き声の場所に移動してみると、子供猫がいた。 無事に帰ってきた。 もしかしたら最初から外に出ていなかったのかもしれない。 ほっと胸を撫で下ろして、さらに焼酎を飲み続けていたら、親猫もどこからかとことこ姿を現した。 よかった。

 脱走の件は落着したのだけど、親猫が外でころころ転がったせいだろうか、体の臭いに変化が生じたため子供猫が親猫を親猫と判別できなくなってしまった。 親猫が近付くと低い唸り声をあげる。完全に敵対心をあらわにしているわけではない。視覚と嗅覚の認識にずれが生じているせいで混乱しているのだろう。 以前にもこういうことがあって、復活するまで意外と長い時間を要した。 今回はどれくらいかかるのかなあ。

 
Commented by ぬまお at 2009-05-12 20:25 x
猫さん帰ってきてよかった~。
仲良しむにむに写真が見られるのを
のんびり待っています。
Commented by atsushisaito at 2009-05-13 21:26
たまにのせますので、のんびり待っていてください。
by atsushisaito | 2009-05-12 17:21 | Comments(2)