東村アキコさんサイン会

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 東村アキコのサイン会に行ってきた。 事前に電話で本の購入予約をしておいて、同時に整理券も押さえた。200名限定のところ197番。 会が始まる14時までに予約した本の購入を済ませておかないと、予約が自動的にキャンセルになる、ということで我ながら早目に家を出た。 新井薬師駅を発車した電車内の放送で、山手線高田馬場で人身事故のアナウンス。 シムシティに夢中でどこかそれを人ごとのように聞いていたのだが、高田馬場駅に到着して山手線のホームへ向かうと今まさに渋谷方面の電車からケガ人を救出しているところだった。 そういう場面にでく合わしたのは初めてだったので、ドキドキしていた。 池袋方面への電車は動いていたが悠長に一周する時間はない。 とりあえず患者を救急隊員が搬送していたから、死んでいるかどうかはともかく「生存」の扱いで処理するみたい(じゃないと現場検証で再開の見込みが立たない)。 微妙なところだった。たぶん待っていたら再開するだろうのだけど、そういうときに限ってうずうずしちゃって待てない。 なので、馬場からタクシーを拾って西早稲田駅へ。 そこから副都心線で渋谷。 走ってなんとか5分前くらいに到着した。 再開を待っていても、あんまり変わらなかったかもなあ。とにかくなんか急いでいるときは動いていたい。 正解は、そのままタクシーで渋谷に向かう、だったな。中途半端に初乗り運賃払うくらいだったら。
 サイン会は14時からなんだけど、整理番号が遅い人たちは15時から並ぶ。 なので渋谷をぶらぶら徘徊したのち会場に行くと、まだ14時からの人が半分も終わっていない。しばらくLIBROの写真集コーナーで写真集を物色。15時30分くらいにさて俺も並ぶか、と2Fの階段に向かうと行列は上の3Fまで伸びている。3Fまで上がったら行列は4Fまで伸びていて、そこからもう少しのぼった所に列の最後尾があった。 やれやれ、と本や漫画などを読み始めるのだが、一向に列は進まない。 チロルチョコを配っていた編集者が持っていた看板には「客と話が盛り上がって、おそくなってすいません」みたいなことが書かれていた。 えー、そんな喋る場、喋り場なんだあ、と驚いた。 もっとハイ次!ハイ!といった感じで進められていくものだと思っていたが、そんなことはなくて、客の好みのキャラクターを書いてくれた上談笑。そりゃあ、列も進まないなあ、と納得。 さらに、喋らないといけないのか、と不安が重く圧し掛かってきた。
 だいたい僕は週刊モーニングの連載でこの作品はずっと読んでいるのだけど、最近かなり面白くなってきたなあ、といった程度の認識で、そんなに熱狂的なファンではないのだ。 だけど、周囲の人は違うんだろうなあ。たぶん凄い好きな人ばっかりなんだと思う。困ったし、お腹も減ったし、ということで一時列から離脱。 飯を食べてあちらこちらで時間を潰して17時過ぎに行くと行列は2Fくらいまでになってた。  もう牛歩で、途中眠りに落ちたりで、なんとかサイン会場が見渡せる場所まできた。あと10人くらい。
 うん、みんな楽しそうに談笑している。僕にはちょっと荷が重いなあ、と思った。なぜかスタッフ(編集なのかよくわかんないけど)の一人が胸元がパーっと開いた服に、なおかつ重厚な質感を持つおっぱいの人がサインをしてもらう人の横に立ち、一緒に談笑したり本の受け渡しを行っていたのだけど、僕はそのおっぱいばっかり見ていた。 その人がしょっちゅうおじぎなんかしたりするもんだから、その度に僕は集中力をアップし、なおかついかになにも見てないかのように装った。 自分の番が近づいてくるにつれ、さらに緊張は高まったが、そのおっぱいの人は、途中いなくなった。 残念、と思いながらも、どこか安心した。 まだ寒い季節の中、あんなにおっぱいを強調された服を着ている人が隣にいては落ち着かない。
 とうとう自分の場になった。事前に書いて欲しいキャラと自分の名前を書いた紙を、本と一緒に渡しておいた。作家がおまたせしてすみません、といって書き始めた。 うわー、目の前で書いてるよーと緊張。エビちゃん好きなんですか~、とふってくれたのだが、うまく返せない。「はい、、、、」で話、終了。 人は自分を映す鏡、という言葉はよくできたもので、僕の緊張は相手に素直に伝わる。 それでもストレートに伝われば、それはそれでいいのだけど、単純に、ちょっとした不審者っぽいなあ、と我ながら思いながら東村さんもおっぱいの谷間がちょっと見えてるなあ、と見てた。 それから特に会話はなかったものの、最後にありがとうございました、というと握手をしようとしてくれる、、、でも僕いま手、緊張で汗ばんでるし、、、なんて思いながら握手してもらった。 あと、離れすぎ(イラストを描いてもらってる場所から)って言われた。 
Commented by うちゃこ at 2009-03-29 09:26 x
お疲れ様でした。色々あって大変でしたね^^
ラーメン屋の行列ならなんとか我慢して待つけど、サイン会で待つのは無理かも・・・
東村さんの漫画は好きだけど、昔から知ってる訳でも無いし、人見知りで緊張しいな私は気持ちが昂ぶって会話はしどろもどろになるだろうなって感じです。

でもイラスト入り名前入りサインはすごく羨ましい!
これを機に私も他の本を読んでみようと思います。
ママはテンパリストはごっちゃんが主役だけど一緒かな?楽しみです。
Commented by atsushisaito at 2009-03-29 11:42
僕の読んだことがあるごっちゃんはスーパージャンプで連載中の
高円寺チェリーボーイズってやつでした。 幼稚園のお話です。
ごっちゃんの視点から見た世界で面白いです。
by atsushisaito | 2009-03-28 21:16 | Comments(2)