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Alejandro Chaskielberg 「La Creciente」

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 アルゼンチンの写真家 Alejandro Chaskielbergの写真集。 Nazraeliから。 舞台はブエノスアイレスの北にあるパラナ川のデルタ地帯で。 夜の写真。 フィルムに月の光が充填された不思議なポートレート。 質感がなんともいえない独特の、、、、、だと最初は単純に思ってたんだけど、けっこうライティングしてるような、、、。月の光のもとの長時間露光は確かにそうなのだけど、ストロボも使ってると思う。
 ピントが浅くて、一見ミニチュア写真にも見える。 わざと前になにかものをいれて撮ることが多いよう。 大判のカメラを使ってるのだと思うけど。 デルタ地帯に住む人々達にスポットを当てたドキュメンタリーともいえるけど、単純に美しい写真集。 ぜひプリントも見てみたい。
 やっぱり犬は、ポーズをとってくれなかったみたいで、分身の術みたいになってた。
by atsushisaito | 2011-10-07 12:14 | 写真集 | Comments(0)

Watabe Yukichi 「Criminal Investigation」

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 2011年のベスト写真集と言ってしまっていい!手で持ってるだけでわくわくする装丁。  フランスの出版社Editions Xavier BarraとギャラリーのLE BALがWilson Centre of Photography(多分プリント持ってるとこ)との協力で出版された。
 最初、Watabe Yukichiという名前に心当たりがなくて、でも日本で知られていない海外で活躍する日本人名っぽい写真家なのかなあ、なんて思っていたら渡部雄吉という日本の写真家で1993年に亡くなれている。 若いころは報道カメラマンだったのだが、途中で世界の紀行写真を撮るようになり、その筋では有名だったようだ。写真集も何冊もでてる。 このCriminal Investigationは渡部雄吉が34歳のとき、1958年、実際に発生した殺人事件を捜査する刑事を密着取材したもの。

 写真集の冒頭のページめくると「1958年、1月13日、茨城県の千波湖で鼻、2本の指と陰茎が発見された」という文章から物語は始まる。 その後、残りの体がみつかる。バラバラ殺人として捜査され被害者の住まいが東京であることが判明し、2人の刑事が捜査のため東京に派遣される、というのがこの写真集のストーリーだ。 事件の概要
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 これが各シーン、どれもかっこいい。 昭和な雰囲気もたっぷりで、でもどこまで生真面目にやってるのだろうかって疑いもないわけではないけど、、、、。 張り込みシーンでは、被疑者から見えないように隠れているところを正面から撮ったり。 でもそれは写真を撮った後、シッツッて静かに追い払われているに違いないと想像しておこう。 刑事のちょっと困った顔が浮かぶ。 
 

 写真もかっこいいのだけど、なにより本そのものが物として素晴らしい。 紙にたっぷりインク染み込ませてるのだろうか。しっとりした紙でモノクロのトーンが実にいい。 そして一番気に入っているのがこれ。
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 本そのものにゴム紐がついている。 粗めの布貼りのカバーにぴったりだ。 無骨な感じが個人の撮影ノートぽくてたまらない。
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by atsushisaito | 2011-08-23 17:26 | 写真集 | Comments(0)