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柳沢信写真展@Zen Foto Gallery

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本日から六本木のZen Foto Galleryで柳沢信写真集"Untitled"の出版を記念した写真展が行われます。収録作品とは別の作品を含む計20点のヴィンテージプリントでの展示です。写真集をお持ちの方も楽しめる内容の展示となっています。
 たぶん、その20点というボリュームは駆け足で通りすぎようと思えばあっという間の時間かもしれません。だけども、その展示されている写真の前で立ち止まって、ここで柳沢信がシャッターを押し、暗室で作業したプロセスの結果がここにあるんだということを噛みしめるように見ると、生前に4度しか個展をしなかったという氏の時代に流されなかったスタンスとそこから生まれた構図の妙を感じることができるかと思います。
 展示会場では氏の貴重なインタビュー記事を収録したリクルート発行のタイムトンネルシリーズの冊子も置かれています。それを読み込むことも、柳沢信という作家への理解への近道かと思います。
 http://www.zen-foto.jp/web/html/exhibition-current.html
 六本木ではいろいろと写真展を含むアートの展示が行われているので、是非ギャラリー巡りの一環としてこの展示にも足を運んでいただけると幸いです。

 ちなみにギャラリーでの展示作品の半切サイズのモダンプリントは20万円(税抜き)ですが、roshin booksのcollector's editionについてくる六切のプリントは4万八千円と格安なのでお勧めです!写真集の三方も銀色の箔塗りのスペシャルバージョン。
http://roshinbooks.com/collectoshin.html


by atsushisaito | 2017-04-22 23:28 | 写真展 | Comments(0)

第42回木村伊兵衛写真賞 受賞作品展 原美樹子 写真展@新宿ニコンサロン

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 10数年前、確か一番最初に原美樹子の作品を見た時には、全く理解できなくてこんなのダメだみたいなことを言ったような記憶がある。当時は視点のはっきりしない、意図せず写り込んでしまったように感じられる曖昧さが、まだ若い頃の自分には不協和音としか感じれずそれが不快感に繋がっていたのかもしれない。振り返るとなんて狭量な視点でものを見ていたのかと自分のことながら呆れてしまう。
 今では日本の古いのから新しいものまで、また海外の作品も写真集などでかなり見てきたし、どんな作品でも自分の好みの作品を見る視点とはまた別の視点で見ることができるようになったような気がしている。そして今、あらためて原美樹子の作品を見ると、イコンタというカメラをファインダーを覗くことなく距離計を頼りに写したその作品群は、確かに写り込んだ、撮れてしまったものであるのではあるが、目の前に提示されている作品群は多くの写真から作家の手ずから選び抜いたものであるわけで、もはやそれは撮りっぱなしのアンコントローラブルのものではなく、綿密に計算された世界であることに気付く。
 古いレンズが描く色彩が時間という概念をどこか遠くの方に意識を向かわせ、夢と現実との狭間へと見る者を誘うようなそんな作品。

 今回、木村伊兵衛賞受賞対象になった写真集「Change」(published by The Gould Collection)はフランスの写真集コレクター クリストフに捧げられた写真集だ。45歳で脳腫瘍で亡くなった彼が好きだった作家が原美樹子だった。彼とは少しばかり交流があり、お互いに欲しい写真集を送りあう仲でもあった。最後に彼に送ったのが2015年の写真集飲み会で購入した15部限定の原美樹子のZineだった。
 パリや日本で何度か会ってレストランやクラブにも連れていってもらったし、日本ではめぐたまに連れて行くと喜々としてニューヨークのコレクターにスカイプして実況していた(相手は今回の出版人のラセットさん)。海外のどこかの美術館に行った旅先からは必ず写真展の絵葉書を送ってくれていた。一度も彼にそういうものを送らなかったことを後悔している。
 今回の原美樹子さんの受賞で、朝日カメラなどでクリストフという名前を見る度になんだか不思議だけど、嬉しい。寂しく感じることもあるけど。いい人でした。
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by atsushisaito | 2017-04-16 09:04 | 写真展 | Comments(0)

SAKURA | Risaku Suzuki | edition.nord展@la kagu

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 edition.nordからのSAKURA出版に合わせての展示。写真の展示は大きく伸ばされた3点のみ。写真展の要素に期待していくとがっかりしてしまうかもしれないけれど、白眉なのは色校の展示。写真集の制作過程がわかる形で、例えば型押しのダメ出しを並べていたり、桜の淡いピンク色を表現するために何度も色校を出して、それを展示していたり。おそらく、99パーセントの人には、この展示の趣旨は理解できないと思うのだけど、印刷関係に携わる人たちにはちょっとキモが冷んやりする展示なんじゃないかと。
 でも、何気なく目の前に提示される印刷というものが、これだけのこだわりによって目の前に提示されている現実を知るということを理解するきっかけになるという意味では面白い展示だと思いました。

by atsushisaito | 2017-04-03 00:14 | 写真展 | Comments(0)

Jörgen Axelvall "Go to become"展開催!

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明日から原宿のBookmarcで展示が始まります。初日の19時からはオープニングレセプションが開催されます。どなた様でもご自由に参加できますので、是非お越しください。おいしいシャンパン(スパークリングワインじゃない)が飲めます!


by atsushisaito | 2017-03-31 22:12 | 写真展 | Comments(0)

Alec Soth 「Gathered Leaves」@Science Museum

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 Alec Sothの展示があると聞いて、ロンドンに。昨年にMACKから出版されたGathered Leavesはこの展示のために製作された図録的なもので、ソスの過去の写真集4冊のミニチュアで構成された写真集ボックスと同じように、展示の方も一つ一つの写真集で部屋が区切られ、写真集製作を大事にするソスのこれまでの仕事の集大成的なものとなっている。
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 最初は当然、Sleeping by the Mississippi。大判カメラで撮影された作品なので、大きなプリントでごりごり押してくるのかと思ったら、意外にも全紙くらいのプリントが端正に並べられていた。中央にはSleeping by the Mississippi ができるまでのマケットから、1st,2nd,3rdが並んでいて興奮した。僕も1刷〜3刷までのバージョンは持っているので、こうして並べられたらマケットまで欲しくなってしまう。当然、買えるような値段ではないと思うけれど。
 しかし、こう改めてみるとロードトリップの空気感から色合いまで、過去のアメリカの写真家のエッセンスをうまく取り入れて、消化してる。とりわけSleeping by the Mississippi は宗教色が強い作品で、それが緊張感を張りつめさせて、作品を一段高みに上げているのかとも思う。
 
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 続いてNiagara。これはソスの作品のなかではあまり好みではない。作品が語るテーマを一貫して「愛」なのだが、これがなんだかこそばゆくて、Sleeping by the Mississippi でみられたような緊張感みたいなものも薄い。
 
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 続いてBroken Manual。Niagaraで弛緩した空気が一変、世界から逃亡するための「マニュアル」を製作してしまう。Lester B. Morrisonという架空の人物を作り上げ、ソスの隠遁願望を爆発させたもので、けっこう重たい作品。そもそもこのbroken manual、極端に持っている人が少ない写真集。Walker Art Centerで展示に使われたスペシャルエディション300部と、先行でオフプリント(パリフォトだったかな、忘れた)で販売された少ない部数のadvanced editionしか出回っておらず、その後長い間、版元のSteidlではcoming soonの文字が表示されていて、ある日突然にsold outに変わってしまい、一体どうなってるんだ、と世界中の写真集コレクターが混乱したいわくのある写真集でもある。今回のGathered Leavesの図録で、初めてbroken manualの存在を知った人が多いと思う。展示のBGMというか効果音も、怖い感じでNiagaraの部屋とは完全に違和感が、、、、。

 最後の部屋は、昨年のベストセラーのsong book。こちらはbroken manualから一変、アメリカ各地のコミュニティーを相棒のBrad Zellarと共に、再びロードトリップで駆け巡る。

 というわけでお薦めの写真展でした(尻つぼみな感想だけど時間がなくなった、、)。

http://www.sciencemuseum.org.uk/visitmuseum/Plan_your_visit/exhibitions/alec-soth

http://store.shopping.yahoo.co.jp/umd-tsutayabooks/phot9781910164365w.html
by atsushisaito | 2016-02-17 20:10 | 写真展 | Comments(0)

張り込み日記展のお知らせ、と写真集飲み会のお知らせ

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2015年4月3日(金)~2015年5月10日(日)
 
渡部雄吉 張り込み日記 写真展
Yukichi Watabe Stakeout Diary photo exhibition

時さえ忘れて
福島県会津若松市栄町1-40 2階
0242-22-0530
http://tokisaewasurete.hatenablog.com/
会期中 charge 500yen

OPEN 17:00-3:00
(日曜日 15:00-24:00)
CLOSE 月曜日

酒場での写真展です。お一人様一杯のご注文をお願いします。また、作品保護のため、展示期間中の店内での喫煙はご遠慮いただきます。

 
 というわけで、春から福島県の会津で、張り込み日記の写真展がおこなわれます。「酒場」と表記されていますが、これはご主人のこだわりでそう呼んでいるだけで、感じは広めなバー、もしくはカフェといった感じの雰囲気です。 酒場っていうと太田先生が、んんん、、うまいね、これは綺麗なお酒だ、、、て呟いていたり、吉田類が汚い顔でカンパーイ!っていってそうなイメージが先行してしまうので、ちょっと補足させていただきました。。。 
 会津はこの季節、桜も見頃だそうです。 今年の1月に初めて会津に行ってみたけど、コンパクトに観光スポットがまとまっていて、楽しめました。東山温泉も、観光巡回バスのルートに組み込まれているので、日帰り温泉もレンタカーなしで行けたり。 僕にはさざえ堂がツボでした。
 電車で喜多方市で定番のラーメンもよし、馬刺しもよし、はたまた蕎麦も旨しで、食も魅力的。そして高速バスは予約すると片道2500円という安さ。新宿から成田にリムジンバスで行くほうが高いという、、、、。 
 写真展の内容は、額装したプリント展示の他に、ナナロク版を製作する際の編集用に焼かれた小さいプリントがたくさん展示されます。 また写真集展示も。フランス版は3刷まで出版されていますが、貴重な1stを含む3冊を展示(表紙に小さく貼られた写真が違う)、それに加えroshin books版の5種の表紙(初版3種 2nd 1種 special edition 1種)、そしてナナロク版と勢揃いします。
 会場でのナナロク版の販売もあります。 こだわりのお酒とともに、張り込み日記の世界をご堪能ください。

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 写真集飲み会、次回は4月18、19日。原宿のVACANTで行います。是非遊びにきてください。

【飲めるブックフェア 写真集飲み会!】
 写真集飲み会ってなに?っていう疑問、わかります。会場には写真集を販売するブースとお酒を販売するブースがあります。単純にお酒を飲める写真集が中心のブックフェアと解釈していただければいいかと思います。もちろんノンアルコールのドリンクもあります。
 最初は居酒屋の隅っこで写真集好きが集まり、写真集を回し見るという暗い集まりが始まりでした。それを写真集飲み会と適当に名付けました。次第に参加者が多くなってきて開催場所を拡張していった結果、今回のような形となりました。
 ブックフェアって意外と殺伐としてるじゃないですか?ブースで出展者がふんぞり返っていたり、内輪でわいわいしてたり、え?お前、買うの?的なオーラって感じたことないですか?あの本ちょっと気になるなあ、と思いつつもブースの前を素通りして、でまた一周して勇気を出して手に取ってみるとか。なんか、そういうのではなくてお酒を片手に出展者と参加者の距離が近い、または参加者と参加者の交流があって、隣の人に何買ったんすか?って言えるようなイベントにしたいと思いました。だから、なんとかブックフェアって格好いいイベント名にするのは簡単だったのですが、このちょっとどころじゃない格好悪さの「写真集飲み会」っていうイベント名を残しました。
 あと、やはり私たちは写真集というものが好きなので、まだ写真集というものに対して自分とは遠いものと感じられている人がいるのであれば、とてももったいないと思うので、是非この機会にいろいろと触って見てもらいたいと思います。出展者の方々には、普段お店の店頭に出していない流通時に傷んでしまったような、いわゆるB級品のような安い価格帯のものも用意してもらえるようお願いしています。ブックフェアなんて行かなくても実店舗に行けばいい、そんな風には言わせないイベントでありたいと思います。

4月18日(土) 13時00分~21時00分
4月19日(日) 12時00分~20時00分
【料金】
入場料 500円

【販売ブース出展予定】

(順不同、敬称略)
Shelf
ナナロク社
newfave
Rondade
Osiris
twelvebooks
flotsam books
roshin books
赤々舎
SO BOOKS
リブロアルテ
山羊舎
二手舎
IMA concept store
Tycoon books
match and company
街道
book of days
代官山蔦屋書店
ユカイハンズ
https://www.facebook.com/events/763394953756260/
http://shashinshunomikai.tumblr.com/
by atsushisaito | 2015-05-10 20:39 | 写真展 | Comments(0)

京都グラフィー

 4 月19日から5月11日まで、京都市内の15会場と、そのサテライトイベントとして51会場で行われる写真のイベント、京都グラフィーに行ってきた。昨年に続いて2度目の京都国際写真祭り。
 パリフォトや東京フォトが一つの会場で行われるのに対して、京都グラフィーは街の中に各会場が分散されている。15のメイン会場を3日間かけて(頑張れば一日でまわれる)訪れてみたが、最初は街に不慣れなこともあって、その移動が億劫に感じてしまったが、2日目になるとその面白さがわかってきて、楽しくなった。初日に訪れた場所の組み合わせが少々悪かったということもあるだが。
 京都グラフィーのメイン会場は赤ののぼり、サテライトイベント会場のKF+は黄色いのぼりが外に立てられている。しかし、意外と目立たないというのが正直な感想。地図を読むのは得意なので、ざっくりと場所の目処を立てて歩いていると、前を通っても気付かずに見落としてしまうことも。場所も分散していて、通りを適当に歩いていると会場の幟を発見、ということはまずなくて、しっかりと場所を確認していかなければいけない。
 地理にも不慣れで、地図を読むのも苦手な人にとってはgoogle mapを常に見る状態になってしまうかもしれない。しかし、訪れた場所の素晴らしさで、そんな不自由さも楽しみの一つなんじゃないかと思えてしまうので不思議。 15の会場を巡ってみて、写真を観た、という充実感より京都という街を堪能したという気持ちの方が強い。
 パリフォトみたいに全身で写真の海に浸るような感覚で望むと、かなり期待外れな印象を受けるかもしれない。それより、写真を通じて京都を楽しむ少々ゆるいイベント的な気持ちで参加するのがいいと思う。

 本格的にGWが始まるこれから遊びにいくという人も多いと思うので、各会場の感想などを簡単に。

1 京都駅ビル7階 東広場
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 京都駅の東広場がまずわからなくてうろうろしてしまった。ラーメン屋が集まっている京都拉麺小路の反対側。西野壮平のDiorama Map。写真新世紀の受賞展から観てるが、床に寝かせてのレイアウトは初めてかも。入り口でオペラスコープを渡されて、細かいところも覗くことができる。しかし、京都という場所的な面白さはないので、すでに何度か彼の作品を観たことがあるならば、あえて行く必要もないかな、とも思った。 初めて観る人にはお薦め。作品のエネルギーは凄い。お昼に行ったのだが、夜の日が落ちた時間帯の方が、作品、そして場所的にもいいかもしれない。  
 京都拉麺小路では各地の有名店が集まったラーメンテーマパーク。各店、ミニサイズのラーメンを用意しているので、小腹が空いたら食べてみるのもいいかも。
 
2 龍谷大学 大宮学舎本館
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 ハーパーズで活躍したファッションカメラマン リリアン・バスマンの展示。 シャネルがバックアップしているだけあって点数が多くて見応えがある。また展示会場も歴史ある建造物で、雰囲気よし。京都駅から歩いていける。 
 残念ながら食べることができなかったのだが、龍谷大学の学食のメニューの一つ、龍ちゃんラーメンというのが名物だそう。各キャンパス、味が違うらしい。


3 京都芸術センター
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 映像のインスタレーション。烏丸から御池のメイン会場が一番集まっている場所なので、梯子の一つとしてはいい。
 1Fに土居珈琲が入っているので、お茶をしていくのもいいかも。近くの本店より空いていて使いやすい。食事もできる。

4 無名舎
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 明治時代に建てられた商家。ワーナー・ビショフの展示には惹かれなかったが、建物がとにかく素晴らしい。 どの会場もそうなのだが、写真を展示することによって、作品と場所、相互に力を発揮するということはなく、どうしても建物への印象しか残らなかった。建物が素晴らしすぎるのかな、、、。

5 誉田屋源兵衛 黒蔵
  
 老舗の帯問屋さん。町家の奥にある蔵での展示。報道写真家 スタンリー・グリーンの展示。1Fはグリーンランドのカラー写真で2Fは、紛争地帯での写真と映像。この映像がとにかくかっこよかった。これは必見。そして受付で貸してくれるテキスト。これも本当に面白いテキストなので、流し読みすることなくじっくり読むことをお薦めする。 「アル中になって女房に捨てられる前に戦地を選んだ」(スライドでの台詞)。 

6 京都文化博物館 別館
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 NASAが撮影した火星の地表の写真。本館の印象派の展示は行列の大盛況だったけれど、こちらは静かに。高画質に圧倒される。映像も美しいのだけれど、僕のときには少々不具合が出ていたのが残念だった。
 もし朝に訪れるのなら、すぐ近くのイノダコーヒー本店でモーニングを食べるのがお薦め。モーニングは7時から11時まで。遅い時間には行列になってしまうので、少し早めに行くのがいい。すぐ近くの三条店の巨大な円形のカウンターも一度は座ってみた方がいい。こちらはモーニングはなし。禁煙を選んでしまうとカウンターに座れないので注意。僕はカウンターに座りたいので、吸わないけど、そちらに座らせてもらう。ミルクと砂糖を入れるかどうかを聞かれるので、是非とも入れてもらおう。入れてちょうどいい濃さで淹れられてる。 

7 嶋臺ギャラリー

 明治 16 年に建てられた建物。言わずもがな雰囲気最高。

8 弘道館
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 ここと虎屋ギャラリーが、中心から少し外れている。この外れ具合が微妙で、歩いていけなくもないし、電車に乗るにも待ち時間など考えると微妙だったり、バスならなおさら。しかし、外せない展示。 正直なところ、展示されている写真はどうでもよい印象。もはや展示などなくてもいいんじゃないかというくらい、素敵な建物で感動した。京都って素晴らしいと感じた。でも、この出会いって京都グラフィーがあったからこそ出会えたものであって、京都グラフィーいいな、と思った瞬間でもあった。

9 虎屋 京都ギャラリー

弘道館の近くなのだが、意外と迷ってしまう場所でもある。要は和菓子の虎屋の隣に作られている。和菓子屋とギャラリーが頭の中で結びつかなくて少々迷ってしまった。同じように迷われてあたりを彷徨ってる人もいた。 コロタイププリントの展示。 これを観た後は、便利堂の安井仲治のコロタイプ展も必見。しかし、少々歩くことになるのだが、、。平日の便利堂ではギャラリーから隣の工房でコロタイプを刷っているところを見学することができる。
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 和菓子を食べる習慣がないので食べなかったのだが、虎屋で抹茶と和菓子もいいかも。

10 下鴨神社
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 出町柳から少し歩いたところの下鴨神社の細殿を使った展示。 まったく写真を展示する環境じゃないので、写真がもったいないとも思ってしまった。ただ、下鴨神社そのものが良いので、それも帳消し。 Still Crazyの写真集が欲しくなった。

11 フランセ関西
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アクセスの良し悪しをいえば、あまり良いとは言えないし、映像2作品とカフェに少し写真があるだけなので、ここは時間がなければ外してもいい。 展示を観てるときに、他の客から「国際写真祭のここの展示ってこれだけなんですか?」と聞かれた。 
 阿闍梨餅で有名な満月が、フランセ関西と出町柳までの中間にあるので、買って帰るのもいいかも。

12 無鄰菴
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 ここも東に離れている。離れているとはいっても平安神宮などの著名な観光スポットには近いので、そのついでに行けばいいかも。 無鄰菴という場所が良さだけで、写真の展示はいまいち。
 無鄰菴の隣が有名な料亭の瓢亭なので、4500円の朝粥を食べるついでに行くのがいい。

13 鍵善寮

 建物もいいし、写真もいいのだが、展示としてはいまいち。
 近くの祇園で萬屋の九条ネギうどんを食べて帰るのもいい。

14 ASPHODEL

 1Fで著名な写真集の展示、2Fでは近代の日本の写真集を閲覧でき、3Fではスライド、その他イベントスペースになってる。 さすがにこれは東京の恵まれた環境にいると、行く意味がないなと思った。1Fの展示のまとめ方も、写真集をそれなりに勉強してる人にとっては、ありきたりのものだし、2Fの写真集も東京の書店で手に取れるものが大半。絶版のものもあったが。もし時間がないなら、外してもいい。

15 村上重ビル

 オーソドックスな写真展示。反面、建物の面白さはない。点数が少ないのが残念。
 この近くに食堂おがわという今、京都で最も人気の居酒屋があるのだが、もし飛び込みで入れるものなら挑戦してみてはどうだろうか。 フランソワという喫茶店もいい。

 新幹線の時間までの空き時間を使ってここまでざくっと書いてみたが、また後で補足します。誤字脱字は勘弁してください。そして、京都駅の小川珈琲、旨い。

by atsushisaito | 2014-04-28 19:34 | 写真展 | Comments(0)

Todd Hido & Nazraeli

Todd Hido & Nazraeli@POST
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 このone picture bookシリーズがずらりと並んだ景色!! こんな本棚が見られるなんて。それも日本で。 というわけで恵比寿にあるPOSTで、アメリカの出版社 Nazraeli特集が行われている。 Nazraeliの出版物で書店をパッケージング。 面白い試みで、前回はドイツのSteidlの特集をやっていた。 Nazraeliは写真集専門の出版社で、これまでに多くの本を出版していて、数々の名作を生み出している。また優れた造本で、写真集コレクターの心を常にくすぐる出版社として有名。
 one picture bookは小さなサイズの本で、たいてい10枚前後の作品が収録されていて、巻末には小さいなオリジナルプリントがついてくる本。 500部限定で、ナンバーリングとアーティストのサインが入っている。 どういうわけか、品薄になるとナンバーリングがAPになってくるのだが、このartist proofの取り扱い方には、少し疑問w。 
 POSTで現在、置かれている冊数だけでは、とてもじゃないけどNazraeliの全貌を知ることはできないけれど、その片鱗を味わうには十分に素晴らしい企画なので、ぜひとも多くの人に足を運んでもらいたい。

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Exhibition [Todd Hido]
 そのNazraeliの中でも名作を出し続ける主力作家の一人、Todd Hidoの展示も見ることができる。展示を見られるだけでも嬉しいのだが、欲を言えばHidoの著作も全て展示してもらえてたらなあ、と。触れなくてもいいから。
by atsushisaito | 2013-08-16 15:42 | 写真展 | Comments(0)

写真展「PHOTOGRAPHY」

写真展「PHOTOGRAPHY」@スペース オー
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 6人の写真家に富士のデジカメを使って写真を撮り下ろしてもらう企画。参加アーティストがとにかく豪華。 スペースの割に点数は少ないが、十分面白い。 なにより作家の個性がきっちり写真に反映されている。 Stephen Shoreはどうしても大型のカメラで撮ってるイメージが強い(もちろん小さいカメラでもたくさん撮ってる)ので、僕の中でのShoreとはちょっとずれてるのだけど、その他の作家は名前をみなくても誰の作品かすぐにわかるほど、写真に作家の色が表れていた。  特にEgglestonやParrの作品は、昔の作品かと思うような色合いまで表現していて驚いた。 使われた富士のXシリーズの画質の良さも凄い。
by atsushisaito | 2013-01-17 13:02 | 写真展 | Comments(0)

志賀理江子 螺旋海岸

志賀理江子 螺旋海岸@仙台メディアテーク
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 先月、仙台に観に行ってから、なにか感想のようなものを書きたいとずっと思い続けていたけど、結局なにも書けずに会期終了が近づいてきてしまった。 受けた衝撃がとても強く、回復してからすべてを理解するまでに時間がかかる感じ。 写真展という枠組みを超えて、その会場がなにかあたかも呪術を行うために準備されたような不可思議な構造。プリントした写真を、さらにストロボに光で複写することによって、自ら発光する写真、鉱石、ブランクな巨大なプリント。 中心地に向かって幾重にも円周に並べられたパネルをその背後から見ると、まるで卒塔婆のよう。  
 もうすぐこの作品の写真集が完成するそうなので、感想はそれと併せて。 この展示のためだけに仙台に行く価値があったと思うくらい。会期は残り少ないけど、無理して行ったほうがいい、と行った人の誰もがそう言う展示。
by atsushisaito | 2013-01-08 12:11 | 写真展 | Comments(0)