カテゴリ:写真集( 421 )

Thomas Ruff 「JPEGS」

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published by Aperture, 2009,

 このインターネットからの画像を使用した作品、Jpegは正直なところいま行われている近代美術館での展示を観るまでは、特別興味がないというかむしろあまり好きではない作品であったと思う。巨大な展示プリントでJpegを観るという行為を通過したあとで、再度、この作品集を見直してみた。
 A3ほどの大きさの版型(A3変型という?)の写真集でずっしりと重たく存在感がある本だが、大きい本の特性としてあまり開かれることがないという感じそのまま、本棚で眠っていた。さらに、USアマゾンでポチったわけだが重たい本の運命か、傷みがあってそれをあまり直視したくないということもあり、到着してからおそらく1度か2度ほどしか触っていない。自分の写真集が傷んでいるという現実ほど辛くて悲しいことはない。
 この作品は作家がネットから入手した画像を小さくリサイズした上で高圧縮するという作業から生まれている。圧縮時に発生するブロックノイズで世界が構成されている。この8×8のピクセルから生まれる世界の構造を露わにする、そういう意図からこの作品が造られたそう。いまこの本の写真をアップしながら思ったのだが、やはりこの作品ってサイズが命だと思う。展示でのその「世界がブロックで構成されている」感はもう圧倒的で、規則的な配置のブロックで描かれる絵図は、銀塩写真の粒子の世界と完全に決別した新しい世界のように見える。
 一方、この写真集としてこのJpegを見ると、サイズ感の足りなさを強く感じる。十分に本に収録されるサイズとしては大きいのだけど、脳の補完が先に働いてしまって粗い画像だという認識以上の視覚的な喜びまで達しない。プリントと同じ喜びを求める方が間違っているとしても、あの近美の展示の良さの後では物足りなさが上回ってしまう。展示があったからこそ、開いた写真集なんだけど。
 面白いのは写真集の写真を撮っているときに、目の前の粗い画像がカメラのモニターを通すとなにが写っているのかはっきりわかる画像になっていたこと。写真集と人の目線では感じられない距離感を、カメラのモニターを通すことによって見えてくる新しい感覚があってよかった。
 
 



by atsushisaito | 2016-09-05 12:24 | 写真集 | Comments(0)

Thomas Ruff

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catalog for exhibition in Tokyo,2016,

 国立近代美術館で始まったトーマス・ルフ展の図録http://www.momat.go.jp/am/exhibition/thomasruff/。その名前はもちろん知っていたけれど、ベッヒャーの系譜の割にはなんだか変なことをしている作家だなあ、というくらいの認識で、その作品も際物扱いの目線で見ていて、実は全く作家のことは知らなかったり。どうしてもグルスキーやシュトルートのようなものの方に惹かれていた。
 で、実際に展示に足を運んでみると、おお!という驚きの連続で、製作したいものに対する手段、手法に対しての柔軟な考え方なども含めて、作品の前でなるほどな~と唸ってしまうほどにいい展示だった。写真集では分かりえなかった作品が展示プリントで、その主張が明確になって美しく存在していた。
 一方、初期作品であるインテリアのシリーズは、逆にこの図録で見るのに適しているなと感じた。ショアやエグルストンの影響なども感じられ、そしてまだベッヒャーの香りを強く纏ったこの作品は、展示スペースでは大きなインパクトはないものの、本という器にとてもすとんと収まっていて気持ちがいい。
 展示はもちろんお薦めなのだが、ぜひこの仮フランス装丁の図録も一緒に購入したいところ。会場にあった3Dのメガネまでついていて、素敵。
by atsushisaito | 2016-09-01 16:42 | 写真集 | Comments(0)

Florian van Roekel 「Le Collège」

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Diaphane Editions, 2016, edition of 600,

 今年のアルルのブックアワードにノミネートされていた作品。SYBの大胆なデザインの表紙を捲ると、前作「How Terry likes his Coffee」と同じ雰囲気漂う、ごってりとしたインクが盛られた厚手のページの連続。2010年に自費で出版した「How Terry likes his Coffee」はご存じ写真家でもありカリスマコレクターでもあるMartin Parrにその年のベストブックに選ばれ、またその翌年のMartin Parrが選ぶここ10年のベストブックにも選出されヒットした一冊でもある。
 今回の舞台は、フランスの学校。アートインレジデンスで滞在した6カ月間で撮影されたもの。ストロボライトを使用した独特の陰影の使い方で、自由自在に学校という空間を作家の世界に変化させている。ストロボの光が印象的な作家というと、Florian van Roekelを推したMartin Parrがそもそもその一人なのだけど、より感覚が近いというと、ディコルシアの作品なのかなあ、と思う。ディコルシアのストロボライトを使って望遠カメラで撮影して生まれる無機質感とFlorianの作品は、その距離感は違えど、どこか地続きなところがあるのではないのかなあ、と思ったり。

http://blog.photoeye.com/2011/07/martin-parrs-best-books-of-decade.html
by atsushisaito | 2016-08-22 16:49 | 写真集 | Comments(0)

Vice the photo issue

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 何ヶ月か前のViceの写真特集の号の巻頭にAlec Soth。北海道を今年の2月あたりに撮影したもの。日本人の女性との二人旅で、深瀬昌久好きのSothらしく鴉へのオマージュも含まれている。
 ちょうどAlec Sothに僕のInstagramアカウントを担当してもらうという企画をこの旅行のタイミングでやってもらえたので、この旅の一部を共有しているようで嬉しかった。
https://www.instagram.com/p/BCMCnioFswZ/
Alec Sothが泊まるホテルでよく撮る窓からの風景
https://www.instagram.com/p/BCMqCzWFs9r/?taken-by=atsushisaito11
by atsushisaito | 2016-07-26 12:22 | 写真集 | Comments(0)

東松照明 Shomei Tomatsu 「NAGASAKI」

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published by Akio Nagasawa publishing, 2016, edition of 1000,
by atsushisaito | 2016-07-18 15:06 | 写真集 | Comments(0)

山内道雄 Michio Yamauchi 「DHAKA」

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published by Tokyo-kirara sha , 2015,
by atsushisaito | 2016-07-04 21:27 | 写真集 | Comments(0)

佐内正史 Masafumi Sanai 「ラレー Rarry」

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published by MATCH and Company, 2012 , edition of 700,
by atsushisaito | 2016-05-23 15:57 | 写真集 | Comments(0)

Gerry Johansson 「Tokyo」

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published by Only photography, 2016, edition of 1200,

 スウェーデンの写真家 Gerry Johanssonが8×10の大型カメラで2004年に東京を撮影した作品。MACKから出版される予定で楽しみにwebをチェックしていたのが、いきなりout of printのカテゴリーに入っていて(今はない)???と思っていたところでよく調べてみるとOnly photographyから出版されていた。作家と出版社の間でトラブルがあったのかなあ、と。
 あと、エディションがwebだと500部なんだけど、本の奥付をみると1200部。そりゃないよ、と思った。最初の100部がプリント付きのスペシャルエディション、101冊から500部が作家のサインとエディション。それでlimited 500。501から1200の残りはエディションが入っていないということだと。けっこう大事なことなので、それは事前に知りたかった。作家のページにはきちんと明記されてるけど、、、、。
 
 
by atsushisaito | 2016-05-19 15:07 | 写真集 | Comments(0)

PND 写真集飲み会 in Osaka

終了しました


 大阪での二日間、無事に終了しました。協賛いただいた山田写真製版さま、TokyoLightRoomさま、出展者の皆様、ご来場いただいた皆様、そしてお手伝いしていただいたスタッフさん、本当にありがとうございました。こんな変な名前のイベントが大阪で成り立ったのも、皆様に参加していただいたおかげです。古賀絵里子さんが、本当の飲み会と勘違いしてイカやピーナッツを差し入れで持ってきたくらいに変なイベント名です。
 正直、facebookでの参加ボタンが200いかない程度でイベントが始まってしまったので、どうなることやらと思いましたが、二日間で821名のお客様に来て頂けました。出展テーブルが多かったので関係者を含めて1000人くらいの人々がこの会場にいてくれたことになります。
 初めて使わせていただく会場で、至らぬ点も多々あり反省することはたくさんあるのですが、終わってみればやってよかったな、と思える結果になって嬉しいです。やりながら、なんでこんなしんどいことやってるんだろうなあ、とふと思ったりしていたのですが、皆様の楽しんでいただけたという意見を多く聞けることができて、よかったです。
 今現在、写真集が中心のアートブックフェアは写真集飲み会が一番規模が大きくなっていると思います。この火種が絶えないように、これからもroshin booksとflotsam booksで頑張っていきたいと思っています。 あ、チラシやポスターのデザインを手掛けてくれた野村浩さん、本当にありがとうございました。めちゃくちゃ無理を言っていろいろやっていただきました。webを作ってくれた吉原さん、ありがとうございます。
 今回、展示を桑原奈津子さんにお願いしました。料理研究家で、twitterでアップしていた写真がブレイクして写真集を出版された方なのですけど、不慣れな展示の準備に時間を割いていただいて本当にありがとうございました。準備を丸投げしてしまった形になって申し訳なかったです。
 いや、もう全部の人にありがとうございました、と思ってます。本当にありがとうございました。

 不満もあるんですよ。だって、僕全然、写真集を楽しむ余裕なかった。次は絶対、写真集を楽しむ余裕ができるくらいに前準備を頑張ります。。。。
 
PND 写真集飲み会

 日本最大の写真集フェアが大阪で5月に開催!ブースのラインナップは上のリンクからご参照ください。ゆるゆるとお酒を片手に、出版社や書店の人と会話しながら写真集を手に取ってください(その時はお酒は床に置いて)。
 写真展も予定しています。詳細は後日に発表いたします。ちょうど、京都ではKyotographyが開催中です。一日は京都、もう一日は大阪で写真集飲み会、という楽しみ方もいいかと。国立国際美術館では森村泰昌氏の個展もありますし、写真三昧な関西のこの期間、関西圏の人はもちろん、全国からの皆様のご来場をお待ちしています!

https://www.facebook.com/events/188941668149780/
 
日本全国、チラシを置かせていただけるところも募集してます!
pndosaka@yahoo.co.jp こちらまでご連絡おねがいします。


by atsushisaito | 2016-05-17 23:09 | 写真集 | Comments(2)

Alec Soth 「19 Teens」

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published by Little Brown Mushroom, 2016, edition of 500,

昨年、Alec Sothjは自身のワークショップの開催資金を募るために、kickstarterでファンディングを行った。僕はSothにインスタグラムのアカウントを一日引き受けてもらって写真を撮ってもらうという特典と、この写真集を受け取れる特典を購入した。
 10代の少年少女を対象とした無料のプログラムなので、写真集も10代の少年少女のポートレート。タイトルに連動して、中には19枚の写真。それにSothの10代の頃に撮影したセルフポートレートのタイプCプリント付き。
 Brighton Picture Huntの表紙を彷彿させるかわいいピンク色のカバーで、それを開くとエディションとAlec Sothのサイン。並ぶ数列の中にタイトル名などが差しこまれていて、それを手書きの鉛筆で囲むという作業が施されていて、その手作り感がファンにはとても嬉しい。
 収録作品は、既に発表されている写真もあるので、ファン以外には別に欲しくもなんともないかもしれないが、僕はファンなので素直に嬉しい一冊。ちなみにファンディングの企画でしか購入できない写真集なので、どこの書店でも買えません。
by atsushisaito | 2016-04-26 12:50 | 写真集 | Comments(0)