2008年 06月 25日
梅佳代展「じいちゃんさま」
おもしろ写真でのしあがった梅佳代の新作(全部がそうではないが)。たしかにおもしろいし、「間」の見せ方もうまい。だけど、どこまでいってもこの調子ではどうなのだろう。僕にとってはどうでもいい写真。
Ari Marcopoulos「The Chance is Higher」@Gallery White Room Tokyo
コピー機を最後のアウトプットで使用した作品(て、あまりわかってないけど)。なにかを書けるほどの印象はなかった。時間があればもう一度丁寧に見てみようと思う。
同じホワイトルーム内で、ホンマタカシら3人の展示。これも印象ないなあ。
澁谷征司写真展 「RIVER」@スパイラルM2F
バイテンの美しいプリントを期待していたのだが、会場(2階への階段途中なのだが)のライティングでだいなし。自然光がプワーっと入ってきてせっかくの暗部がどうも薄っぺらい。写真美術館お得意のスポット光なら、かなり見え方は違ってきていたはず。写真集は好き(まだ買っていないけど)。
ロニ・ホーン「This is me, This is you」@Rat Hole Gallery
作品は女の子の顔のポートレートだらけ。ロニ・ホーンという人を知らなかったので、その子自身が撮影したセルフポートレートかと思うほど執拗な展示だった。実は作家の姪を撮影したものだとか。ギャラリーの壁面2面しか使わない贅沢な展示方法だったのだが、それにも意味があり、対面するそれぞれの写真は数秒の時間差で撮られたもの。観ているときはまったくそういうことに気づかなかった。 遺影のような雰囲気と被写体のリアルさにうっすらとした恐怖を感じたのだが、そういうことではないみたい(主題は)。
佐々木加奈子展「ウキヨ―Floating World」@ガーディアン・ガーデン
女性のポートレート。空間の使い方がうまい。むしろ被写体は空間を見せるための素材でしかないのかも。
鷹野隆大作品展『ぱらぱら』@ZEIT-FOTO SALON
なんかスタッフの人たちが会場で作業をしていたので、よく見ていない。2枚一組な額装。ってひどい感想、、、。ゲイ的なものはどうも、、、(あ、でもメイプルソープは好き)。
笹岡啓子展@タマダプロジェクト ミュージアム
月島ってなんだか遠いイメージだったのだけど、意外と近かった。広い会場で100×100の大きな作品が映える。好きな作家なんだけど、やっぱり野口里佳っぽいと思ってしまう。こういうこと書くと見る目がないな、と思われてしまうのだけど、これは正直な感想。 このあたり誰か批評家あたりに熱くその違いを語ってもらいたい(違うのはわかるけど)。