北島敬三写真展「PORTRAITS 1992-2007」

北島敬三写真展「PORTRAITS 1992-2007」@photographer's gallery
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 以前、横浜のBankartで見たことがあるシリーズ。photographer's galleryとその横のイカズチの2つのスペースで行われている。各会場に展示されているのは一人の人物の写真。その人物が老いていく様をラージフォーマットで克明に捉えた作品。同じコンセプトですぐに思い出すのは土田ヒロミの「ageing」だが、あんなパラパラマンガみたいに軽いものではなく、写真を直視するのをどこかためらってしまうような圧倒的な存在感がこの作品にはある。 映されているどこかの知らないおっさんの老い。いや、最初はおっさんではないのだ。初めが29才くらいの時の写真、その青年が年をおうごとに肌がたれ、毛穴が目立ち、髪も後退し白髪が増える。現在41歳でおっさんになった写真と初めの29才の時の写真、たった12年という短い年月で、ここまで変化するのだ。 誰しもが老いるという現実、当たり前のことではあるのだが、この作品の前に立っている限り、それはただただ恐怖でしかない。

佐久間元写真展 『そこへゆけ』 @PLACEM
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 パーティーと合わせて2回もお邪魔してしまった。35を全倍まで伸ばしているのだが、とても粒子がシャープなプリント。上手なスナップ。

村上雄大写真展「GET BACK」@ギャラリー蒼穹舎
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 66のカラー。コンタクトプリント(もうちょっと大きかったかな)。トイカメラで撮影しているのかな。田舎の写真。まあ普通。
by atsushisaito | 2008-03-25 17:04 | 写真展 | Comments(0)