くさ笛@山梨県甲府市

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 甲府は2度目なのだけど、やはりディープな町だと再認識。古い横丁がいくつもあり歩いているだけでワクワクする。このくさ笛があるオリンピック通りは名前の通り、昭和の東京オリンピック開催の頃にできたという横丁で、くさ笛は昭和39年に開店している。太田和彦本にも掲載されている飲み助には有名なお店。
 お店はカウンターだけ。地元の常連さん達で賑わっている。まずはビールをいただきつつお通しの酢の物を。一見客なのに女将さんが気さくに話しかけてくれる。隣のおじさんもだ。山菜の季節には女将さんが自ら採ってきた山菜料理が味わえるのだそう。もう少し早く来ていたら味わえたのに、残念。注文は山椒豆腐。大人の味だよっと女将さん。ピリッとした山椒の葉がとても美味しく、いい酒のアテに。
 ここで日本酒に。山梨の地酒が揃っているのだが、よくわからなくて福井の九頭龍を。次の注文はワラビの卵とじ。ワラビのおひたしをお願いしたのだが、最初の豆腐がさっぱりしているのだから次はちょっと違う感じの方がいいんじゃない?という女将さんのアドバイスに従った。おそらく誰もが感じるのはこの店の居心地良さ。女将さんのとても優しい気遣いに誰しも酔いしれる、そんな名酒場。

甲府はとりあえず、どてやき下條、ここくさ笛、あとはアウトサイダーブルーイングを押さえておけば完璧。まだまだ他にも名店がありそうな気配なので、また来たい。


by atsushisaito | 2018-06-23 12:35 | 飯@23区外 | Comments(0)