ねんじり亭@富山県魚津市

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 太田和彦本に掲載されているねんじり亭。外から中の様子が窺えないので満席かどうかわからず、しばらく外でもじもじした後に覚悟を決めて中へ。小さいながらもとても落ち着いた雰囲気。店主に一人なのですけど、と伝えると少し考え込んでから、どうぞと店主の前のカウンター席に案内された。時間が遅かったからかもしれない。
 店主の背後に食器棚があり、神経質に開けたり閉めたりしている様を見て、ちょっと怖い人なのかなあと思った。お酒は勝駒。火入れをしていない生。随分と安いなと思ったら、まあ量もそれなり。でも色々と飲む分にはこれくらいがちょうどいいかな。落としは10品くらいなのから好きなのを2つとる。エシャロットに塩辛。
 注文はキジハタの刺身。ここでは刺し盛りがいいみたいなのだが、そんなに食べられなさそうだったので。お隣の刺し盛りをちらっと見ると全部白身。何がなんだかさっぱりわからないが、楽しそうだったなあ。勝駒は早々になくなったので、この店オリジナルの旨酒ねんじりを。300mlのラベルのない瓶に入っていて、最初の一杯を店主が注いでくれた。勝駒好きなんですか?と話しかけてくれて、緊張が少しやわらいだ。
 この酒旨いなあと刺身をいただく。あともう一品ということでゲンゲの天ぷらをお願いした。するすると刺身を食べ終わる頃に酒が空いたので、もう一本旨酒ねんじりを注文。食器棚の中に太田和彦の百名居酒屋に登場する百名盃があったので、あれは番組のですねーとお話しすると、これで飲みます?となんと百名盃でお酒を飲ませてくれた。ゲンゲの天ぷらも美味しく、気分良くお会計をしてもらった。最初の印象と最後の店主の印象がガラッと変わったなあ。もし魚津に来ることがあれば、1軒目から行こうと思ったり。

by atsushisaito | 2017-09-19 12:59 | 飯@23区外 | Comments(0)