羅偉伝@高田馬場

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 もともと純蓮があった場所で、純蓮の店長だった人がそのまま屋号を変えて店を引き継ぐという形で今のちょっとDQNネーム的な名前のお店になってしまったのだが、正統派の札幌ラーメンのお店。確かこの頃、潮が引くように東京からその他の純蓮のお店もなくなってしまったのだが、なにか裏事情でもあったのだろうか。
 屋号は変わったとはいえ、中身は純蓮。味噌、醤油、塩のどれを食べてもレベルは高いのはわかっている。とはいえ、この日は味噌を食べる気力がなくて醤油にした。ほどなくして出てきた醤油ラーメン。脂がスープの表面を覆い、熱々のスープなのにそ腕もないよ的な表情をしている。
 スープを一口飲むと、火傷しそうな熱さとともにがつんとした醤油が体に沁みていった。ただし化調も多め。旨味の過剰さに、うわって思ってしまいつつも次第にそれには慣れていってそのまま旨い旨いとなってしまう。
 やはり麺のストロングさがスープと合ってる。湯気も立たないような油膜を伴ったスープの力強さを見事に受け止めている麺。この調和にシンクロできた段階から貪るように食べるスピードが速まり、そしてご馳走様。
 ジャンクだなあ、と思いつつ坂を降りて駅に向かった。
 


by atsushisaito | 2017-05-21 23:29 | 飯@高田馬場 | Comments(0)