Paul Fusco / RFK

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published by Aperture , 2008,

 第35代アメリカ大統領のJFKことジョン・F・ケネディが暗殺された五年後の大統領指名候補選中に暗殺されたロバート・F・ケネディの遺体をNYからワシントンへ運ぶ列車にポール・フスコが同乗し、車窓からRFKを見送る人々を撮影した名作。たまたまトランプが話題の時に重なってしまってちょっと皮肉っぽいのだが、そういえばこれを掲載していなかったな、と思っただけで。RFKの殺害前の同年にキング牧師が殺害されていることからわかる通り、時代はまだまだ黒人差別が普通にあった時代。その解決へ尽力を尽くしていたケネディ兄弟への哀悼を見送る人々からさまざまと感じられる。
 この作品は撮影当時には発表されていなかったそう。その撮影から30年後に雑誌で発表され少部数の写真集が出版。一般的に手に入れられるものが出版されたのは2001年に普及版が発売されて以降。その時のタイトルはRFK Funeral train。この2008年に出版されたAperture版ではすっきりとRFKとされている。2001年の時にはハードカバーとソフトカバーの両方が発売されていて、ハードがDewi Lewis、ソフトをUmbrageが出版したのかな。そのあたりはよくわからない。
 おそらくなんだけど、僕なんかの世代はJFK暗殺に関しては多少はその事件のビデオなどを見たりして知っていて、その犯行の謎の検証をする映像なんかも目にしているのだけど、それに比べると弟のRFKについては日本ではさほど一般的に知られていないのかな、と。もちろんJFKと比べたら、という意味で(常識だろ、と怒られそう)。兄弟が暗殺されたということはよく知られている事実だと思うけど。
 今回、wikiなどでこの事件をあらためてみるとJFKの暗殺と同じくらいに謎に満ちている事件だと知ってRFKにも興味がわいた。演説後、ホテルの正面からではなくキッチンを通っているところで発砲されて、でも犯人はなんにも覚えてなくて催眠術をかけられていたとかいないとか。
 列車から車窓の光景を流し撮りするという手法が最大限に効果を発揮されたともいえるこの作品以降、様々なオマージュがされてきているが、その中でも印象的なのは悲しみの葬列を祝福に置き換えた九州新幹線のCMがよかったなあ、と。youtubeなどでこのRFKの列車の映像が見られるのだけど、写真の方が断然素敵。
 
 
 




by atsushisaito | 2017-02-06 21:02 | 写真集 | Comments(0)
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