Alejandro Cartagena 「Santa Barbara Return Jobs to US」

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published by Skinnerboox, 2016, edition of 500,

 カリフォルニアといえば、青い空の下で高級な車が走りまわり綺麗の女が自信ありげに街を闊歩してる姿を安易に想像してしまうのだが、Alejandro Cartagenaが捉えるカリフォルニアのサンタバーバラは激しく不穏な気配に満ちている。
 Alejandro Cartagenaといえば2014年のCarpoolersがヒットした作家。交通費を浮かせるためにトラックの荷台に相乗りする労働者を上から俯瞰した作品で、一気にその名前を世界中に知らしめる結果となった。写真もいいのだが、その本の装丁がとても素敵で僕も一瞬で恋に落ちてしまった作品。
 本作品はサンタバーバラでのアーティストインレジデンスで撮影されたもの。ブラッドピットのような大物ハリウッド俳優が在住しているような陽な面はなく、とにかく陰の世界。メキシコ出身のAlejandro Cartagenaがこの地でレジデンスに参加することになった経緯はわからないが、もともとスペイン領を経てメキシコ領になった経緯がある地で、わりと自然にその世界に入りこめたのではないかと思う。安易な考えだけど。
 サンタバーバラという地名は、メキシコ、チリ、そしてヴェネズエラにもあり、本作品にはそこで撮影された写真もミックスされているとのこと。ただ、どれがどれかということは全くわからない。ソフトカバーながらベルベット調の紙を使って、しっとりしつつ高級感をだした装丁は好感が持てるし、そこから始まるなにかの気配を絶えず張り続ける編集は、carpoolersの時とは一転したスナップショットで構成されていて、作家の幅を感じさせてくれる。
 

by atsushisaito | 2016-09-08 22:19 | 写真集 | Comments(0)
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