㐂楽@静岡県掛川市

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 掛川でお酒をとふらふら歩いてみたのだけど、思っていたより小さい街でお店も散らばっていて、なかなかこれぞ、というところに出会えなかった。いろいろ迷った末に選んだのは、赤ちょうちんがぶら下がりザ・酒場という感じのこのお店だが、いかんせん中の様子が全く窺えなく、そして中のお客さんの談笑する声は聞こえてくるが、それはある意味常連度の高さでもあるわけで、店の形状からしてカウンターのみのこのお店の扉を引くまでには、少し時間と勇気が必要だった。
 ようやく覚悟を決めて中へ。やはり常連度高し。というかもうお店の人とお客さんは名前で呼び合う仲。ここまで綺麗に常連度が高いと、それはそれでなんかふっきれてしまって、ビール。カウンターの中はお母さんと娘さんで切り盛り。常連度と共に平均年齢もかなり高めなので、なんだか自分が子供になってしまったようで、気を使われる。
 おもろ、というメニューが気になったので、これはなんですか?と聞いてみた。返ってきた答えは「豚足」とのこと。このあたり一帯では、豚足のことをおもろというのだとか。豚足なんか食べたことないよね~とお子様扱いをされてしまって、まあこれはこれで楽しいな、とその豚足をいただく。醤油で軽く煮られた豚足は、まあ豚足。ここでお酒をお燗してもらう。熱くなってしまった、とレンジでチンされたお燗も、この雰囲気ではなんとなく旨い。
 軽く湯豆腐かなあ、とお願いしたらけっこう立派なものが出てきてしまった。想像していたのは充填豆腐を軽く茹でてポン酢で食べるようなもの。登場したのは具だくさんの鱈豆腐。このスープ、出汁が旨い。ギンダラを使った湯豆腐は予想外のヒットで、これをつまみにお燗を二本もいただいてしまった。
 思わぬ楽しい時間を過ごせてしまった掛川の夜。
by atsushisaito | 2016-03-24 12:03 | 飯@23区外 | Comments(0)
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