丸デブ 本店@岐阜県岐阜市

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 地方で楽しみなのはやはり老舗のラーメン。最新鋭のラーメンはもう東京でお腹一杯なので、どんなに人気でもつけめんなどがメニューに並んでいると、選択肢としては下の方になってしまう。だが、今回、岐阜県での最初に一杯は大正に創業という老舗中の老舗。デブを丸で囲んで丸デブ、大正6年にこんな名前の屋号って、当時ではどんな感じで受け入れられていたのだろう。
 戸を引き、中に入ってテーブル席に。ちょこっと小上がりなんかもあっていい感じに老舗の雰囲気が漂う店内。通し営業なので、ランチを外した時間に。他に客もいなくてゆっくりとした時間を楽しめる。メニューは潔く、中華そばとワンタンのみ。中華そばを注文。
 たっぷりと丼一杯にスープをはられた中華そばが登場。なんとも美味そうなお姿でテンションが上がる。スープを一口啜ってみると、とてもあっさり。あっさりすぎてとっかかりがない丸い味。甘さが少し強めで、ショウガの香りがほんのり。麺はかなり柔らかい茹で上がり。
 食べ進めていくうちに、なんかこういう料理を食べたことがあるなあ、と思い始めた。にゅうめん。柔い細めの麺をあまりラーメンラーメンしてないスープでいただくこの一杯は、まるでにゅうめんを食べている気にさせてくれる。
 美味いのか、というとそれはなんともだけど、大正の時代も同じくこの中華そばを啜っていたのかと思うと、なんだか大切な一杯に思える。ちなみに卓上にある食塩の容器には胡椒が。
 意外と店内が豚臭かったので、もしかしたらパンチがある一杯なのかな、と思ったが全くそんなことはなかった。
by atsushisaito | 2015-12-04 12:34 | 飯@23区外 | Comments(0)
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