2015年 10月 16日
美人亭@香川県高松市
高松の夜はかねてから行きたかった美人亭。魚の旨い店で、太田和彦の本にも掲載されている。カウンターに座ると目の前には美しいお魚たちの姿が。まずはビールをもらい、大皿からイイダコの煮物と地ダコの酢の物。どちらも地味に旨い。
最初のお刺身はさより。魚の姿も美しいが、刺身に引いてからも美しい。ただし味も格別かというと、そうでもなくまあ普通な感じ。続いてキスの天ぷら。揚げたての天ぷらが不味いわけもなく、キスの甘さと相まってとても美味い。ケースの中に並ぶ中から、鰆とカンパチを少しだけ刺身にしてもらった。この時、サワラとハマチをと言ったら、ハマチじゃなくてカンパチだけど大丈夫?と言われてしまった。恥ずかしい。この店にはメニューがなく、並んでいる魚を見ながら、これを煮物にして、焼き物にしてと注文するので僕のように魚のことがわからない人間は、素直におばちゃんに聞いてからが無難だったようだ。サワラの脂ののりもカンパチのごりごりの歯応え共々によかった。
最後に大きめのキスを焼き物にしてもらってご馳走様。と思ったら、栗ごはんをちょっと食べていってとサービスしてくれた。優しい味わいで美味しかった。