富士亭ろばた@長野県松本市

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 松本駅の周辺をぶらぶらしていた時に発見したお店。ちょうど駅から続く商店街が、川を挟んで一旦切れるあたりの怪しげなビルの一階の奥まったところ。普通の観光客はまず入らない風情の外観で、僕も別に冒険がしたいわけでもなかったのだが、看板の馬刺につられて行ってみた。
 18時過ぎくらいに行ってみると、まだやってない感じだったので他の酒場で一杯(じゃなかったけど)ひっかけてから再び。無事やっていたので中に入ってみると、いい感じに雑然としたこじんまりとした店内。カウンター越しにおやじさんが、なにやら作業していた。こちらに気付くと、いまこれ作ってるから、とあしらいのようなものを切っていた。もうおじいちゃんで、この時点で酔っ払っている感じにみえた。 大丈夫です、ごゆっくりどうぞと見ていたら、おじいちゃんが涎をまな板に垂らしてしまった場面を目にしてしまった。誰にでも失敗はある。そう自分に言い聞かせた、、、。
 区切りのいいところで、ビールをもらった。にいちゃん、やっこ食べられる?とおじいさん。はい、と元気よく答えてお通しのような冷や奴を食べた。 またすぐに、これも食べて、とキュウリが登場。どういうシステムになっているのかは、よくわからない。
 常連さんが一人でやってきて、モツ煮込みを注文した。そうすると、にいちゃん、モツ煮食べる?と聞かれて、それを素直にいただいた。最初の涎でびっくりしてしまったが、なんだか居心地がいい。モツ煮はとびっきりの美味さではないが、普通に旨い。うちは不味いもんはださないから、と酔っぱらいのおじいさん。馬刺食べる?ときたので、待ってました!とばかりにお願いした。
 すると、うちは馬刺の味噌漬けが名物だから、どっちにする?と。馬刺の味噌漬け?そんなものがあるのか、と悩んでいると、半分づつ盛ってあげるねと二種類の馬刺を出してくれた。通常の刺身はロースの部分だそう(僕も相手も酔っぱらいだから、間違ってるかも)。確かにモモの刺身と比べて、脂の味わいが口に残る。モモの淡白な味わいも、それはそれで美味しいが、こちらも秀逸。 味噌漬けの方は、焼きをいれてから味噌に漬けるのだとか。
 口に入れたら、ローストビーフのような味わい。っておじいさんに言うと失礼だから言わなかったけど。でもほんと味噌風味のローストビーフが誰かに味を伝えるに的確な表現だと思う。面白さという点でも、これは当たり。このあたりで僕は興奮してしまって、たっぷりの焼酎をいただいておじいさんと話すようになってしまった。最後の方にはトマト。
 途中で奥さんも登場して、にいちゃん、にいちゃんと可愛がってくれた。おじいさんは若い頃には芸術家を目指していたそうで、お店には絵や模型が飾られていた。もうこの場所で30年以上やっているとのことだから、本当に地域密着のお店なのだろう。 こういう店に出会えて本当によかった、と満足した。
by atsushisaito | 2015-03-31 12:38 | 飯@23区外 | Comments(0)
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