大雅@中野

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 いい店なのになかなか若い人などの新規の客が増えない店がある。多くはその外観によるもので、ここ大雅もふらっと新規で入る感じでもない。そういうお店は、お店の人と常連さんが一緒に年をとっていって、年齢層が高めになりさらに入りづらくなっていくもの。だからといって全く排他的ではなく新しいお客でもやさしく迎えてくれる。
 ここの売りは肉、そして魚。選択肢は多くないものの、ショーケースに並ぶ魚はどれも美味そうに見える。まずはビールを。肴は牛レバちょい焼きに白子ポン酢。以前一度、夏に煮込みを注文しようとしたら冬場しかやってないとのことだったので、ぜひ今回は食べてみようと思っていたのだが、それがお通しで出てきてしまった。 塩味で具沢山の牛すじは、とろっとした食感とこくがある味わいで、とても美味しい。
 牛レバちょい焼き。変な規制が入るまではここの牛レバ刺しは、高級な焼き肉屋のレバ刺し顔負けの美味さだったのだが、それは残念ながらなくなってしまった。ちょい焼きは、本当に軽く炙った具合。微妙に熱が入ったレバーは、甘みが増し、刺しとはまた違った味わいで美味しい。 白子を注文した理由は、ショーケースに並んだ白子が、そのへんの居酒屋で出てくるような漂白された二束三文のものではなく、しっかりと赤身が差しその鮮度が窺えたから。 実際に、それは上等な白子でそのクリーミーさは、そこらで味わえないくらいに滑らか(ちょっと言い過ぎか)。
 続いて、焼き鳥。レバ、砂ずり、そしてハツ。ここの特筆すべきなところは、注文が入ってから串に刺して焼き上げるというこだわり。ブランドものの鶏を使っているわけでもない。でも、その丁寧さは確実に味に反映してくる。最後に牡蠣レモン串。串にさし焼きをいれた牡蠣にレモンを絞りかけるシンプルな一品、ほどよく熱が入り牡蠣の旨味が増幅して、これまた美味い。
 酒はビールの後に、酎ハイを数杯。ベースは金宮。通常だとちょっと薄く物足りないので、少々多めに、と付け加えたほうが飲んべえにはちょうどいい。図々しいお願いかもしれないが、そうしないと酔っ払う前に、お腹がたぷたぷになってしまうので。
by atsushisaito | 2015-02-04 12:51 | 飯@中野 | Comments(0)