おかめ2@山口県宇部

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 宇部に戻って居酒屋。かなり歩いていろいろ見たけれど、一人で居酒屋で飲む文化は薄いのかなあ、と感じた。テーブルは満席だけど、カウンターには誰もいない、というお店が何軒もあってさすがにそれはなあ、と迷いつつ辿り着いたのが、ここ「おかめ」。
 カウンターと小上りにテーブルが二つ。ビールをもらって、一息ついた。屋号のおかめの横の2という数字が気になって聞いてみた。 若い店主がいうには、おかめは宇部でも指折りの老舗の居酒屋で、先代から代替わりされたので、おかめ2という名前にしたとか。 
 まずは刺し盛り。鯛とタコが品切れになってるとのことで、他にあるもので盛ってもらった。活きのうちわエビが目立つ。一番美味しかったのはアラのお刺身。ここでお酒に。岩国の日本酒で五橋を。 続いて焼き物。太刀魚を焼いてもらった。 山口県では太刀魚を刺身で食べるので、楽しみにしていたのだけど、残念ながらこの日はないとのこと。網で獲った太刀魚には体に脂がまわって美味しくないらしい(記憶が正しければ、、、)。 しかしながら、この焼き物の太刀魚、とても美味しかった。肉厚さが素晴らしく、どちらかというと太刀魚の焼きものというと、骨にへばりついた身をチマチマ食べるイメージだったのだけど、こちらの太刀魚は骨の存在感を上まわる肉厚さで、太刀魚の本来の旨さを存分に楽しめるものであった。太刀魚が好きになった瞬間。
 お酒をお替わりしつつ、店主とまったり会話していると、ちょっと味見して、と宇部の蒲鉾を出してくれた。これがプリプリの食感で美味しい。 僕らはこの食感が普通なんですが、と店主。宇部といえば宇部蒲鉾だそうだ。コンビニで何気に買った練り物も宇部蒲鉾のものだった。
 最後に長州黒かしわという山口県の地鶏、手羽先。皮からして美味しく満足。さて、お会計かなあという感じで、先ほどの刺し盛りのうちわエビの殻で、お味噌汁を出してくれた。さらに、ちょっと注ぎましょう、とお酒をほぼ一杯分くらいいれてくれた。 こういうのを地方に来た時にやられてしまうと、感動してしまう。いい店、確定でしょう。 お味噌汁を味わいながら、お酒を飲んでると、また宇部に来たいなあ、と思ってしまった。
 
by atsushisaito | 2014-12-09 12:00 | 飯@23区外 | Comments(0)