歌舞伎そば@東銀座

歌舞伎そば@東銀座_c0016177_21452498.jpg

 近くのギャラリーで展示を見た後に、次のギャラリーに移動する時に目に入った「歌舞伎そば」の看板。もしやこれがかの有名な歌舞伎そば?と思いふらふらと吸い込まれた。 以前は歌舞伎座にあったらしいが建て替えとともにここに移転したそうな。
 佇まいからしてビシッとしていて、およせ路麺店の空気を漂わせていない。でももり蕎麦が380円。やっぱ蕎麦はかけ蕎麦でしょ、出汁でしょ、と思いながら券売機の前に立ったのだが、一番人気のかきあげのもり蕎麦はこちら、というメッセージにひかれてしまい、もりかき揚げのボタンをポチリ。
 セルフの水を持ち席へ。ちょうどタイミングよく蕎麦を茹でている。この店はお昼時だと行列になるそうだけど、夕食前のこの時間は空いていた。そして蕎麦が茹であがり、かき揚げと共に登場。
 まずはつけ汁を一口。ぐっと旨みが凝縮された汁で、これは他の蕎麦屋さんが裸足で逃げ出してしまうくらいに旨い。 茹でたて〆たての蕎麦もいい。 ただ、名物のかき揚げは、揚げてから時間が経っていて正直なところ、なくてもよかったなあ、という印象。 ふつうにかけそばが最良の選択であったと思う。 ただし、それは回転のいい昼時などであれば、常に揚げたての状態で美味しいのかもしれない。 
 そば湯で汁をわると出汁の味が膨らみ、いかに力を入れられていたのかがわかる。これが数百円で味わえるのだから、人気がでないはずがない。 できれば揚げたてのかき揚げを食べてみたかったなあ。
by atsushisaito | 2014-11-18 12:42 | 飯@中央区 | Comments(0)