住よし@名古屋駅

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 名古屋から東京に帰る新幹線に乗る前に、きしめん。 そういえばホームに有名な立ち食いのきしめんのお店があると聞いていたので、探してみた。流石というか行列。店内がかなり狭いので、見るからに窮屈そう。食券を購入して列に並ぶ。
 別に見るつもりじゃなかったのだが、前の人が携帯でメールしている画面がふと目に入った。 わざわざ入場券を買って食べにきたそう。へーそうなんだあ、近隣の人も来るんだあとこちらの期待も高まっていく。そうこうするうちに順番がやってきた。前に並んでいる女(入場券の)が、空いたところへ。角っこであそこは嫌だな、というところ。 その女の横の人もいいタイミングで食べ終え、よし割といいポジションだぞ、とぐいっと店内に歩みを進めると、あろうことかその女が、私ここは嫌とばかりに、立ち位置を食べ終えたばかりの人の方にずれてしまった。それは反則だと思うんだ。 こういう歯抜け方式に人が出はいりするところは、それなりに秩序ってのがある。 移動したのはいいが、きっちり歯抜けの穴を埋めてくれなく、隣と余裕を持たせたスタンス。つまり歯並びが悪くなる。 結果、こちらにそのしわ寄せがやってきて、角の立ち位置でただでさえうまい具合ではないところが、さらに狭い立場へと追いやれることになってしまった。 入店するまで、入場券を買ってまで食べにくるなんて微笑ましいなあ、なんて気持ちが一気に憎悪に変わった瞬間。
 まあ、それはともかく、きしめん。厨房を見てると大量の出しガラが見えて、あれだけの量を使っていたらかなり美味しいのでは、と思ったのだが、汁を啜るといまいちその出汁感がなくて、意外。それを補強するのが、上から載せられた鰹節。たしかに補強にはなっているけれど、でもそういう味わいじゃないんだなあ。 ピロピロの麺の食感はとても良くて、まあ名物に旨いものなしっていうから、ここでとやかく出汁が!なんていうのは無粋なんだと思う。 あれだけ回転しているお店だと、真面目に出汁をとればとるほど不味くなっていくのはわかる。
 
by atsushisaito | 2014-11-17 12:51 | 飯@23区外 | Comments(0)