北国@中野

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 昭和32年に創業と、中野を代表する古典的酒場の北国。 歴史的重みを漂わせる外観から、なかなか入る勇気が湧かなかったのだが、たまたまオープンの時間に通りがかって、今この時こそ入るべきタイミング!と中へ。 中に入ると惚れ惚れするような渋い内装。店のママさんは80を超えるおばあさん。の割には元気そう。ビールを注文すると、一杯目を注いでくれる。すぐに何人かの常連さんがやってきて、それぞれ決まったお酒がなにも言わずに出る感じ。
 お通しをアスパラとハムを食べつつ、あらためてゆっくりと雰囲気を楽しむ。お店の人、お客さん、平均年齢70前後かなあ。自分が若造すぎて背筋が伸びる。ママさんをはじめ、常連のお客さんが新参者に気を配ってくれているのを感じて、なんだか優しい空気に包まれてるよう。声に出さない気配り。 それに対して上手く立ち振る舞えない自分が、なんだか申し訳なくて、返って気分を悪くさせてしまってるのではないかと思ってしまった。
 ネギ玉。胡椒がかけられている。それにむせて咳をしていたら、隣の方がタバコの煙ダメだった?と気を使ってくれる。 ビールを飲みほし、八鶴の日本酒をお燗してもらった。 常連さんのやりとりを見てると、ママさんが一杯注いでくれるお返しに、一杯ママさんに勧めるのが礼儀っぽい。 さすがに耳が遠くなってるのか、なかなか注文が通らなくて、これまた常連さんが代わりに注文してくれたり。
 最後はタラコでお酒を舐めつつご馳走様。 いつもおでん種を仕入れていたところが閉店してしまい、ママさんは今年の仕入れをどうするか困っていた。隣のおじさんも、ここのおでん美味しいよねー、としきりに一人呟いていた。11月10日過ぎからおでんが始まるそうなので、またその頃に是非。
by atsushisaito | 2014-10-27 12:22 | 飯@中野 | Comments(0)