川野@新井薬師

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 新井薬師に引っ越してきたときからその存在は知っていたのだけど、入るの初めて。正直なところ、あまりそそられる外観ではなくて、随分と昔からやってるそうなので、本当に昔から住んでいるかたが来る感じのお店だという思い込みがあった。
 ふらっと昼間に時間が空いたので、前を通りかかるとランチタイムでうな重が300円引きの千五百円。昨今の鰻の高騰を考えると、まともな鰻だったら随分と安い方だなあと思い、中へ。店内は随分と狭くて、厨房とホールを隔てる壁が余計に狭い印象を与えている。 テーブルが二つ、そして申し訳なさ程度の壁に向かったカウンターが3席分ほど。厨房に声をかけてカウンターへ。 壁には一色うなぎのポスター。国産の鰻を使っているのかあ。
 うな重を注文した。メニューをぱらぱらと時間つぶし程度に眺める。つまみもあって夜も飲めそうな感じ。 小説でも漫画でも鰻を食べる描写の時には、必ず蕎麦前ならぬ鰻を待つ前に一杯の時間があって、それを羨ましいような、なんだか見てるだけでお腹いっぱいになってしまような、とにかく自分にはまだそういう時間の楽しみかたは早い気がする。
 のんびり待っているとお重が登場した。お吸い物とお漬物がついている。蓋をあけるとなかなかいい感じのお姿。国産で炭焼きで千五百円の値段を考えると、十分なサイズだと思う。味についてとやかく言えるほど鰻を食べていないので、単純に美味いとしかいいようがない。 鰻が旨いのかタレが旨いのか。その違いもよくわからない小僧なので、いたしかたない。まあ長年継ぎ足されてきた鰻の旨みが濃縮されたタレが旨いのは事実なのだろう。 
 でも昨今、スーパーで並んでる鰻ですら千円札が一枚飛んでいくことを考えたら、このうな重は値段を考えるととても美味しいと思う。この食感は陳列されている鰻では決して味わうことができないのだから。
by atsushisaito | 2014-08-07 12:13 | 飯@新井薬師 | Comments(0)
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