Alec Soth 「Sleeping by the Mississippi」

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published by Steidl ,2004, first edition,

 写真集の歴史においてとても重要な一冊で、Sothを一気に有名にした作品。始まりは自らインクジェットで作成した25冊のダミーブックだった。その当時のSothのキャリアでは、出版社に持ち込みに行けなかったという。 そして2003年のthe Santa Fe Prize for photographyを受賞したことで、世界が一気に広がった。
 師であるJoel Sternfeldの勧めでSteidlから出版されたSleeping by the Mississippiが、どのような売れ方をしたのかは、当時まだ写真集を集めていなかったので、わからない。しかし、2004年のWhitney Biennial のポスターに、両手に飛行機の模型を手にした男性のポートレート「Charles」が起用されていることから、ちょっとしたブームになったのかもしれない。 2008年には3rd editionが発売されている。
 この「Charles」が表紙になってるのが2nd editionなのだが、面白いエピソードが。本当なのかどうか疑わしくもある話なのだが、Soth自らがインタビューで語っているのだから本当なのだろう。 2ndは当初、ソフトカバーで出版される予定だったとか。 それが蓋を開けてみるとハードカバーで刷られてきた。ソフトカバーにするアイデアは出版社のGerhard Steidlのものだというし、Sothもその案に賛成していた。ちょっと考えられないような「ミス」なのだが、確かに1st、3rdと比べると、2ndは雰囲気が違う。 一度、触らせてもらったのだが、繊細さに欠ける造りで、しかしダイナミックではある。 1stの壁の模様を表紙にプリントにしたような繊細さは感じられない。 言われてみればペーパーバックを意識したデザインのように感じる。
 
 Sothの写真は、アメリカの写真の歴史を上手に踏襲している。 よく上げれるのはロバート・フランクの「Americans」。ケルアックの「路上」に描かれているロードトリップの光景、またエグルストンやショアのような色に対する感性、それらに加えて、2011年の「Broken Manual」へと繋がる隠遁生活への渇望。 時系列的には「Sleeping by the Mississippi」の前になる2012年の「Looking for love」から連なる、社会の周辺の外に立ち続ける視点で捉えられる作品は、どれも魅力的だ。 

 今年、彼が来日していろいろイベントがあるという。サイン貰おう。去年、パリのoffprintで握手してもらったけど。
Alec Soth初来日企画
by atsushisaito | 2013-07-31 10:46 | 写真集 | Comments(0)
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