元気一杯@福岡

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 看板がないお店。 開店の知らせは、店の前に置かれた青いバケツのみ。 ラーメンが出てくる前に、薬味の高菜を食べたことで客が追い出されたというエピソードで有名。
 ネットで出回るエピソードを読んだだけでは、どれだけ上から目線で電波が飛んでるお店かと思っていた。いざ店に入ると、全然そんなこと感じはなく、店の名前と同じで一生懸命さが伝わる接客。 意外だなあ、と思ってると「それはやめてください!」と店員さんの緊急な声。 カウンターから後ろへ振り返ると、リーマンのおっちゃんがテーブルの高菜を食べようと、手に高菜をのっけていた。
 そう、この店はラーメンが登場して、最初にスープを飲むというルールがあるのだ。 そのスープを飲む前に辛子高菜を口に入れると、味もなにもわからないだろう、というお店の言い分。 注意されたおっさんはホールの人から、お店のスタンスに対する講釈を受け、厨房からは注文の取り消しは大丈夫だから、帰りますか?と何度も聞かれ、困っていた。 結果、食べます、と意志を伝えたものの、手に取った高菜はそのまま放置され行き場を失うことに。
 怖いなあ、と思ったけれど、それはお店の人の本当に美味しいものを食べてもらいたい、という気持ちの裏返しであって、それだけ一生懸命なんだなあ、とも感じられた。 だからといって怖いのは変わらないのだけれど。 そのエネルギーは食べる客にも真剣さを求めるわけだ。
 これで、普通のラーメンだったら間違いなく電波なお店なんだけど、出てきたラーメンの汁を啜ると、これが美味い。 極上の豚骨スープ。 途中で辛子高菜をいれてみた。 この高菜、ラーメンが出てくる前に食べてしまう人がいるくらい、しっかりした高菜で本当に美味しそう(ゴミのような高菜を置いているお店が東京にはある。まあそれはそれで好きなんだけど)。 そして実際に旨い。 だけどしっかり辛味もあるので、スープの味が一変してしまう。変化したスープはもともとの旨さと辛さが乗じてやみつきになってしまう味だ。 そのあまりにもの急変に、店の人が食べる前の高菜の試食を禁じるのも理解できる。 それだけ強烈なひきがある味なのだ。 
 まあしかし、ちょっと肩が凝る店ではあるんだなあ。 壁にメニューが貼ってあって助かった。 噂ではメニューを聞くと退場という話もあったし、、。 そんなに最初に食べてはだめな高菜を置くのもやはりどうかと。 挑発するように置かれてるので、手に取って食べる人の気持ちは100%理解できる。 旨そうだものw
  
 
by atsushisaito | 2013-05-28 12:36 | 飯@23区外 | Comments(0)
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