2012年 12月 10日
Paul Graham 「1981 & 2011」
パリフォトで購入。 ちょうどMACKのブースの隣がApertureのブースで、Paul GrahamとMartin Parrのサイン会が同時刻に始まると、その一角に一気に人だかりができた。少し出遅れて行列に並んでる僕の横で150ユーロのLife's a Beachが文字通り飛ぶように売れていって、僕がPaul Grahamに到達する前に在庫切れになってしまってサイン会は終了していた。 同時刻に隣合わせだったのは偶然なのだろうけど、どちらも同世代のイギリスの写真家でカラースナップの先駆者であるという共通点が面白い。
この本はHasselblad Award 2012の受賞に合わせて出版されたもの。彼の最初の写真集 The Great North Roadと最新作のThe Presentを収録。 このThe Present、パリのLe Balでまとまった形で展示を観ることができた。とても大きいサイズ(B0より大きい)の作品で写真集との印象が随分と違う。想像してた以上に写真が綺麗。 どういう機材でどう撮ったかという、普段気にならないことがとても気になってしまい、だんだんとこれらの写真はJeff Wallの作品のように全てエキストラをまじえた演出ではないのだろうかという気持ちになるくらい、完全で出来すぎ。不思議な作品。