Arianna Arcara & Luca Santese 「Found Photos in Detroit」

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 これはイタリアからデトロイトにやってきたArianna ArcaraとLuca Santeseの二人が撮影した作品ではなく、みつけた写真。タイトルもそのままFound Photos in Detroit。 ポートレートや家族写真、はたまた警察の捜査資料までこのような写真がどのような経緯でみつかったのかは定かではないが、写真の状態などを考えると、本当に道端で拾ったのではないか、と僕は思っている。
 デトロイトというと自動車産業というイメージがあるのだが、住んでいる人の8割は黒人なのだとか。 写真から唯一わかることは、撮影されている人々がすべて黒人で、それをとりまく生活が黒人社会のものであることがわかる。 わかることはそれだけで、被写体の彼らが、現在生きているのか死んでいるのかはわからない。ただ、打ち捨てられた写真の乳剤が溶けてぐにゃぐにゃになってしまっている現状から、その当時の生活は破綻してしまったのだろう、と想像できる。
 Arianna ArcaraとLuca Santeseは写真集の最後に、私たちはこれらの写真を撮影していないし、またこの写真集にはなにも書いていない、と記している。 二人は、選び、編集しただけ。 とはいえ、その構成された流れはページを捲り進めていくほどに強くなり、二人が意図したであろう絶頂まで簡単に到達することができる。 

 この作品、Alec Sothがさっそく今年のベストブック入りを明言してしまっている。 確かに好きそう。 Sothは北島敬三のIsolated placesもリストに入れるんじゃないかなあ。

   
 
by atsushisaito | 2012-08-03 14:35 | 写真集 | Comments(0)
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