中平卓馬 Nakahira Takuma 「Circulation: Date, Place, Events」

c0016177_11231654.jpg

c0016177_11232892.jpg

c0016177_11233588.jpg

c0016177_11234274.jpg

c0016177_11234964.jpg

c0016177_11235657.jpg

c0016177_1124435.jpg

c0016177_11241128.jpg

c0016177_11241724.jpg

c0016177_11242351.jpg

c0016177_11243069.jpg

c0016177_11243791.jpg

c0016177_11244350.jpg

 正直、今の中平卓馬の作品はまったく理解できないのだけど、命を削るかのように作りあげられた「来るべき言葉のために」の頃の作品は大好きだ。 この写真集は、その翌年、パリのビエンナーレに参加した時の作品で、いままで雑誌等でもその全容を見ることができなかった。 それが出版されたのだから、小躍りしつつ、そして不安を覚えながら代官山ツタヤで購入し、家でひらいてみると、これがとてもいい本だったのでほっとした。
 僕が一番気に入ったのは、この装丁。3、4センチはあるのだろうか。分厚い本なのに、ページが綺麗に開くことに感動した。 耐久性に一抹の不安はあるものの、このさっくり開く感は写真集に欠如してはならない項目の一つだと思う。 本当に見事に開くのだから、気持ちがいい。
 作品は、昼に撮影し、それを夜にかけて現像、そしてプリントを焼いてその日のうちに壁に貼り付けて展示をするという、即興的なもの。 ビエンナーレでは、終了を待たずに自らプリントを破いて帰ったという中平を伝説化するエピソードつきなのだけど、この数年後に作品のスタイルが変わっていく片鱗が見えて、面白い。 写真集を作る際のプリントは金村修。 
 今年のベストな一冊。  
 
by atsushisaito | 2012-05-01 11:41 | 写真集 | Comments(0)
<< 三笠食堂@新井薬師 南インドダイニング@新井薬師 >>