Alec Soth 「Broken Manual」

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 去年のパリフォトでアドバンスドエディションとして少部数販売されてから、いまだにに普及版が発売されない不思議な写真集。 その間に様々な写真集の賞を受賞しているのだが、手にすることができなくてやきもきしていた。 special editionとして、サンフランシスコMOMAの展示に使われた300冊が発売されたのだが、オリジナルプリントつきの特装版は、さすがに買えないとあきらめていた。しかし欲しい気持ちは募るばかり。 そのspecial editionが7月のTokyo Art book fairで展示されていたのを触ってしまったら、気持ちが押さえられなくなり購入してしまった。 ちなみに出版社のsteidlからのメールで、普及版は来年の発売だという情報を今年の春先にもらった。しかし現時点でsteidlのHPでは今年の11月の発売予定になっているが、今月中には発売されなさそうな感じ。  
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 うちにある一冊は、サンフランシスコMOMAでこんな風に展示されていたもの(写っているのは作家のAlec Soth)。 この本、発売当初は800$だった。 それから50冊売れるごとに値段が上がっていく仕組み。 今は950$。 当然、展示中は購入者の元に届けられないので、発送は展示終了後におこなわれた。 

 このBroken Manualの撮影のドキュメンタリー。 この映像は、どちらかというと感傷的にあおりがちなので、写真集のイメージとは違う。 写真集は、あくまでManualとして制作されている。 この映像はトレイラーなので、短い時間で観る人を惹きつけないといけないのだろう。 この映像の感覚で写真集を手に取ると、物足りなく感じるかも。 
 
 作品の主題は世の中から逃れて生活している人達。 写真集のManualという名前の通り、逃れ方への説明が文章でstep1、step2、、、と進んでいく。 ご丁寧に書き置きの例文まで用意されている(上から三枚目)。  現実をあるがままに、余計な感情を差し込まない視線で厭世者の世界が切り取られているのだけど、添えられている世捨て人への指南的な文章が、これまた真面目に世捨ての方法を説明(例えば、住むところの説明で、「木の上は最適だ、街を歩いてる人をみてみろ、みんな下を向いて歩いている、上を見て歩いてる人などいない!」とか)したりしてるので、それをユーモアとしてとらえていいのかよくわからない。変な写真集であるとは言える。
by atsushisaito | 2011-11-06 12:54 | 写真集 | Comments(0)
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