無鉄砲@沼袋

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 前回、そのあまりの濃さにギブアップしてしまったので、今回はそのとんこつスープの対極である魚正油の食券を購入して席へ。 味の濃さやネギの量などを聞かれるが、すべて普通でお願いした。 あのレンゲが沈まないほどの豚骨スープを出す店の魚とは?と期待して待つ。 そして登場! すっきりあっさりではないだろうなあ、とは思ってはいたが、やはり脂がしっかり浮かぶスープ。 さて、と一口飲んでみた。 豚骨スープからのおすそわけである脂の存在感は主張するものの、肝心の魚スープそのものの味は微妙としかいいようがない。 公式には天然素材によるスープだそうだ。 だけど、料理をする際に出汁をとった経験がある人はわかると思うが、この強烈な旨みを素材の香りを抽出することなく出すことはできない。 むしろ出汁をとる際には、旨みより香りの方が先立ち、最初の味見では旨みそのものは香りに比べて弱いな、と感じることだろう。 その香りがないのだ。
 どんな素材から抽出されたのかが想像できない、旨みだけが突出している。 僕は別に化調が使われてようがいまいかは、そんなことはどうでもいいと思っている。旨ければいい。 だけど、これはさすがに薄っぺらい。ただでさえ東京の魚介系のスープがハイレベル化しているいま、この程度で魚といわれても唖然としてしまうほどのレベル。 つけ麺の割スープにはいいだろうが、ラーメンでは厳しい。 濃厚すぎる豚骨の脂に助けられているとしかいいようがない。
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 そこで、別の日にまたまた無鉄砲。 そんな割スープレベルの汁と、本気汁100%の濃厚豚骨のダブルスープをお願いした。 食券は通常のとんこつ。 店員さんに、ダブルスープというと、簡単に通じた。 そして登場したのが、このラーメン。 どろどろの豚骨がほどよく割られて美味しい。 僕にはこれくらいがちょうどいい。試しに同行者の豚骨ラーメンを味わってみたが、そのストロングぷりに驚くほど濃い。 もうこれは、若い人向けのラーメンだなあ。 そして、このラーメンがガツガツとした若い人からの支持が厚いことも頷ける。 僕も、これが最強に旨く味わえる年齢であったらよかったのになあ。

 とも思ったが、僕は僕なりにそんな脳内麻薬がでるほど旨いラーメンをその時代に味わえてるので、よし。
by atsushisaito | 2010-10-20 21:26 | 飯@沼袋 | Comments(0)
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