バンコク

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 10日以上の休みがとれたので、せっかくだからどこかへ行こうと計画。 ネットでHISのページを見ると、海外旅行が安かったのでなにも考えることなく予約してしまった。安いのにはさすがに理由があって、出発時間は遅く、バンコクへの到着は深夜、帰りは早朝でその日はまる一日移動でつぶれることになる。なので4日間の旅行だが、実際街を徘徊できるのは2日間。 一応、形はツアーなのだがタイでの空港からホテルまで車で連れて行ってくれるだけで、あとは自由行動。 飛行機、ホテル含めて4万円程度でかなり安いが、もう少し滞在の時間が長ければなあ、と思った。
 ツアーという形で旅行するのは、たぶん学生の頃の修学旅行以来。行きは、HISのカウンターでチケットを受け取るだけで、ツアーらしさは微塵もなかったが、スワンナプーム国際空港でその片鱗があらわれた。 入国手続きを終えて到着ロビーへ。HISの看板を持った現地職員がいたので、声をかけた。滞在するホテルによって担当がいて、僕を含めた5人が車でホテルへ向かうこととなった。 車内で日本語が流暢な現地人がいろいろ説明してくれるのだが、そのハイテンションについていけない。サワディカップ!とその人が挨拶すると、僕を除いた4人はそれに答える。40分ほどの短い時間ではあったが、僕はできるだけ前の人の影に入り、コンダクターの死角に入るように努力した。 ホテルに到着したのは23時過ぎ。日本時間で1時過ぎ。かなり疲れてたのだが、近くのコンビニでビールを購入。 一本100円しない価格でとても安かった。 ホテルはどちらかというとあまり良くなかった。後で調べると日本円で3000円程度。ダブルの部屋なので広さはあるのだが、アメニティがないのにびっくりした。 歯ブラシ持ってきてよかった。とはいっても、物価そのものがかなり安いので、購入してもどうってことはないのだが。 その日は「地球の歩き方 バンコク編」を読みながら、明日はなにをしようか、と考えていた。 いつも後悔するのだが、なにも考えていない。
 二日目、朝起きてホテルの朝食。焼きそばが旨かった。 さて、、、、なにをするか、といっても別に行きたいたころはない。じゃあマッサージでもしてもらうか、ということで地下鉄とBTSを乗り継いで地球の歩き方に載っていた足つぼマッサージの店へ。 その前にAsokというBTSの駅周辺を散策。うーん、タイの学生服かわいい。白いシャツに黒のスカートで、なんてことはないのだけど。 心配していた暑さはさほどではなかった。とはいっても長時間歩くとしんどい。 馬鹿だなあ、と我ながら思ったのは、捨ててもいいや、という気持ちで購入したユニクロのサンダルを持っていったのだが、それが足に合わなくて甲の部分がすれて痛く、最終的には皮が向けて、特に左足が靴を履けない状態になってしまい、日本で片足を引きずる状態にまでなってしまった。
 適当に歩いていたら道に迷ってしまった。 何度か道を聞こうと思ったくらい迷ったのだが、なんとかBTSの駅に辿りつけた。 で、マッサージ。300バーツでだいたい1時間、900円しないくらい。安い、そして丁寧。残念ながら言葉はあまり通じないのだが、なんとかコミュニケーションはできた。 そこで飼ってる犬がいて、その犬がネズミを家の外に運ぶ。 食べるの?と聞くと、ただ運んでいるだけ、だとか。 あと、なにしたのだろう。ホテル最寄のファランフォーン駅に戻り、チャイナタウンへ。混沌とした街。物凄く面白かった。 ここもひたすら歩いた。 が、、、、、、今回の目的は特になかったのだが、食は一杯食べたいと思っていた。だけど、正直、言葉の壁に怖気づいて、果敢な突入が出来なかった。 街中で呆れるくらい売られていたドリアンすら口にしていない。 なので、この日はホテルのルームサービス、、、、。英語が通じることに安心を覚えた。 だけど、よくよく考えると、日本でも外国人に、いきなり英語で話しかけられても慌ててしまい、よく理解できないことの方が多いし、おっちゃんおばちゃんだとそれがなおさら。 だからタイでもそれはしょうがないかなあ、と思う。
 
 3日目。タクシーでワットポーという寺院へ。そこはタイ式マッサージの総本山。寺院内の総本山でマッサージを受けた。 チップに50バーツ。 どこでもそうだが、チップを渡すと、笑顔。 基本は20バーツ程度だそうなのだが、50円程度のチップにでもこちらに感謝の気持ちが伝わる。 貰うのが当たり前といったNYとはえらい違い。 こちらこそ、といった感じで申し訳なくなる。 基本は渡す必要はないみたいなのだが、ホテルでもルームサービスの食器を片付けるといった余計な作業をしてもらうことから、20バーツ置いておいたら、タオルで象さんを作っくれた。 で、話はもとにもどるが、ワットポーのすぐ横にパレスがあって、そこも観光地で観ようと思っていたら、トゥクトゥクの人たちの勧誘が激しくて、それを無視して歩いてたら、パレスの入りくちが反対だよ!という声を聞いた。 聞いたのだけど、こちらは勝手知ったふりしている手前、戻るわけにもいかない。 、、、、それだけの理由でパレスの見学は諦めて大きなショッピングセンターが集まるサイアム駅へタクシーで向かう。 タクシーを拾った道をすぐ右折して直進すれば目的地なのだが、なぜかそのまま直進。 タクシーの人は地図を見るのが苦手だ、というのは本当だった。 しばらくすると渋滞に巻き込まれた。 時間がないから、ということでそれまでの料金は請求されず、後方のタクシーへ乗り換え。 なんでも、タクシーは会社から2人が借り受け、時間の都合上そういうことがちょくちょくあるらしい。 そしてかなりの時間がかかってサイアム駅付近へ。 ここらあたりは本当に都会。 伊勢丹前の広場でコンサートがあった。時間前だったがかなりの人。東方神起という人らだとか。 名前は聞いたことある。 適当にフードコートでごはんを食べた。 
 で、ナーナー駅へ。 タイの夜でゴーゴーバーに行かない手はない、ということで行ってみた。 バーで踊っている女の子がいて、それを指名して、キャバクラみたいにお喋りして気に行ったらホテルへ、というシステムらしい。 そして有名なナナエンターテイメントプラザのある通りへ。 デブな白人と女の子のカップルがいたることころで散見される。 それを見てると不思議とテンションが下がっていく。 そしていざその場所に行くと、どうも中に行く気がしない。 怖気づいていることも半分あると思う。 正直、かんたんにフラッと入られるところでもない。他の人はどうかしらないが。 暑さのせいか、性欲もいまいち。 しばらく、周辺をふらふらして、再度、中へと試みたが、入ることはできなかった。 別にSEXをしなくても、中に入るだけなら無料で、お酒だけ飲んでればいい話で、それくらいのことができなかった自分が情けない。 で、この日も、コンビニで酒。
 最終日は、帰国のための一日。ホテルのロビーで御迎え。 なぜか帰りは僕ひとり。 コンダクターがひたすら喋る。外国の言葉を勉強して初めてわかるのだけど、日本語って難しいと思う。 それを喋られるコンダクター、凄いなあと思う。上手いというと、まだまだ下手だ、という。 いやあ、全然そんなことないと思うのだが。 しかし最後、地球の歩き方を見せてほしい、と言われ、それを見せると、くれませんか?と言われた。ま、別にいいけど、今度行く時にまた買わなきゃなあ、と思った。 最後にコープクンカップ!と握手してお別れ。 短い時間だったけど、また行きたい。
 帰りの飛行機で、前の席の外国人にシートをフルに倒されたのがむかついた。 でもそれはしょうがないんだよなあ。倒すの悪いって思って、ちょっとしか倒せない僕がチキン。  
by atsushisaito | 2009-06-28 23:57 | Comments(0)