博多天神@歌舞伎町

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 桂花でラーメンを食べようと思ったのだけど、混んでたのでやめた。ふらふらと徘徊した後に辿り着いたのは、いつもの博多天神。 博多天神によく行く理由ってなんだろう。安いだけなら日高屋や福しんのようなお店でもいいのだけど、まったく天秤にのらないということはやはり博多天神のラーメンの味に惹かれているということか。 はっきりいって美味い不味いか?と問われたら、明らかに不味いと答えるが、不味いから嫌いとならないのがこの店の不思議なとこで、出てきたラーメンの汁を一口啜って、やっぱり不味いなあ、とか思いながら食べ始めるのだ。 
 この日は初めから辛子高菜を投入。いつもなら一杯目はプレーンな状態で食べ、替え玉と一緒に辛子高菜と紅ショウガを大量トッピングする。コルクを抜いたワインがその姿を変えて行くような時間を楽しむ余裕がなかったのか、それともプレーンの不味さに耐えられなかったのかわからないが、この日は最初から辛子高菜を入れてしまった。 この瞬間からラーメンの味は一変する。普通に食べれば脆弱なボディが目につきすぎるのだが、辛子高菜を投入した瞬間、その脆弱さの中にとんでもなく深い広がりを持つ空間が眼前に登場する。 日ごろからオーガニック、ロハスなんて言葉を実践する人が卒倒しそうな薬品まみれの辛子高菜、紅ショウガ。それらを見事に包み込みながら、そして高い次元へと昇華するのだ。 隣のおっさんが、あまりの不味さに食べてる途中に箸を置き、不機嫌そうに会計しているのも気にならない。いい年をしたリーマンが9人だけど入れる?なんて馬鹿なこと言ってるのも気にならない。 ただひたすら麺を啜り汁を飲む。なくなる前に替え玉を注文するなんて当然のこと。 麺固めでお願いします、といってる若造がいた。若さゆえの過ちか、博多天神の麺が固い柔いなんて気にしているような繊細さを持っている人間には、この店の真価は見えていない。絶対にだ。
 こう書くと博多天神を愛してそうだが、別になかったらなかったでいい。
by atsushisaito | 2009-01-10 11:11 | 飯@新宿区 | Comments(2)
Commented by toku at 2009-01-10 13:45 x
いつも楽しく拝見させてもらってます。
博多天神に対する考察、非常に共感しました!笑
私は小滝橋通り店によく行きます。

私も新井薬師に住んでいますので、近所の情報がすごくありがたいです!
Commented by atsushisaito at 2009-01-10 19:49
どうもありがとうございます!
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