2008年 11月 19日
野村佐紀子写真展「夜間飛行」
野村のカラーの作品って初めて見たんじゃないかなあ。モノクロ、男性、ヌードなイメージしかなかったので、ちょっとびっくりした。 ざらっとした高感度のフィルムに、アウトフォーカス気味なスナップ。タイトルの夜間飛行が表すように、飛行場、飛行機の写真、そしていつものように男性のヌード。 トイカメラで撮られたかのような焦点が定まらずアンダーな写真は、見るものを不安にさせる力で溢れている。 同名の写真集もその場で購入した。
scannersブログによるとスパイカメラで撮影されたものだとか。なので引き伸ばしによる粒子の荒れであって、特別高感度のフィルムなわけではないみたい。
飯島 志津夫作品展「 富士山 風土と参道」@JCIIフォトサロン
富士山と、富士山を信仰する人々についての作品。
ダレン・アーモンド In The Between《眠るように甦る》@GYRE
ギャラリーホワイトルームで細江英公の写真を見たあと、2階のマルタン・マルジェラの隣のEye of Gyreで行われていたダレン・アーモンドの映像作品。 鮮烈な色と音で、とても面白い作品。巨大なスクリーン3面を使った作品で圧倒される。 始まりから終わりまで、その空間を一人で占拠(誰もこなかった)。 千駄木のSCAI THE BATHHOUSEでも同時に個展が開催されている。
嶋本麻利沙写真展「Because there is light」 @Idea Frames
表参道ヒルズの雑貨屋の一角での展示。いちおう独立した展示スペースにはなっている。 カラーで薄い焼き。 存在の希薄さそのものが売りの作品だとは思うが、僕とシンクロするものはなかった。これはもう好みの問題だと思う。
その後、乃木坂のアンリミッテドに伊奈英次の展示を見に行ったら休廊。そういえば麻布の方でも展示があったなあ、とCALM & PUNK GALLERY TOKYO。
鷹野隆大「ゆらぎ」@CALM & PUNK GALLERY TOKYO
すべて映像の作品。とにかくゲイくさい作品ばかりで苦手な作家なんだけど、映像はそんなことはなくて楽しめた。時間の断絶、結合がテーマ(勝手にそう思った)な作品。